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2007年12月26日 (水)

ベトナムと中国の相違:中国の反日感情

 今日は、日越経済交流センターでベトナム進出の相談を受けた。

 相談者は、中国でのビジネスを経験されているが、反日感情が懸念されると指摘された。それに比べてベトナムは安心というわけだ。

 私には中国人の友人もいるし、留学生の指導もしている。日本人と付き合う中国人が「反日感情」をもっているわけではない。また日本人の中にも「嫌中感情」があるように思う。これは「中国脅威論」の裏返しのようにも思われる。

 こういった国民感情が、どの程度までビジネス活動に影響を及ぼすのであろうか。こういう問題は、未開拓の研究領域であろうが、現実には重要な課題である。私に時間があれば、調査研究したいテーマである。

 福田総理大臣が中国を訪問する予定である。私見では、経済は必然的に統合に進むが、国家の主権・独立や民族の文化・伝統は堅持・維持されなければならない。経済の論理と国家の論理を明確に区別して、さらにその相互関係に考慮した対話の展開が望まれる。経済の論理が優先すると、経済力の優位な国が優勢になるのは当然である。他方、国家の主権・独立だけが強調されると、経済的な排外主義や孤立路線を歩む危険性がある。

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