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2007年12月 4日 (火)

ベトナム株式市場における投資信託:「命から2番目に大事なお金」を誰に任せるか?

 日本の証券会社の人と話をしていると、「われわれは、お客様の命から2番目に大事なお金を預かっている」というセリフを聞くことがある。この指摘が適当がどうかは議論の余地はあるが、少なくとも「命の次に大事と言っていいほど大事なお金」という表現には、多くの人々が同意するであろう。

 それでは、一番大事な自分の生命を任せる手術を受ける場合、その患者は、どのような病院を選択するであろうか。まず世間の評判を聞くことから始めるのが一般的であろう。いわゆる「名医」を探そうとする。少なくとも東大や京大の医学部付属病院だから絶対安心というような判断は容易にしないであろう。大学病院と言っても、実際の執刀は若手の研修医が担当するかもしれない。主任教授が執刀するにしても、その教授の学問的な研究業績は立派でも、執刀の手技が優れているとは限らない。「メスの切れが悪い」医学部の教授は、企業経営に不向きな経営学の教授よりも、人間の命を左右するだけに困った存在である。

 このような一流大学の医学部に対する信仰が、まだまだ根強く残っている。それが、命の次に大事なお金の世界である。つまり、大手の有名な投資運用会社が設定した投資信託なら安心だという信仰である。

 このブランド信仰は、歴史や実績に基づいて形成されるから確かに無視できない。しかし、このブランド信仰が当てはまらない場合がある。投資対象が新興市場の場合である。

 未知の新興市場の株式投資において、欧米・日本市場の過去の実績に基づいたブランドが通用するのであろうか。新興市場には、それに適合した新しい専門家が登場してくるのではないか。そうであるなら、そういった専門家の存在の有無を確かめることが必要であろう。大学病院というブランドに対する信頼よりも、実際に執刀する専門医の実績と評判を確認し、その執刀医との十分な対話を通して醸成された信頼の方が安心できると私は思う。

 私は、このような専門医と類似のイメージをベトナム株式市場における「ロータス証券ファンド投資運用会社」にもっている。ハノイの同社を訪問し、ソン会長やタイ社長に面会すればよい。そして何でも質問すればよい。そのベトナム株式投資の専門家としての実力を自分で確かめるとよい。命の次に大事なお金だからこそ、ブランド信仰だけに基づいた投資には慎重になるべきである。

 日本の投資家は、このようにして自らの「投資眼」を養成しなければ、これからの国際金融市場には対処できないと思われる。サブプライムローンの破綻によって、日本の機関投資家が被害を被ったという問題も、それら投資家の過度の「ブランド信仰」の結果ではなっかったのか。

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