« ベトナム経済のリスク(3):コアビジネスは何か? | トップページ | ベトナムに駐在員事務所を設立する:税金問題の再考 »

2007年12月13日 (木)

ロータス投資運用会社提供「ベトナム経済ニュース(26)」:ベトコムバンクのIPO決まる

 ベトコムバンクのIPO(新規株式公開)が12月26日に実施されることが決定された。ロータス証券投資ファンド運用管理会社の見解によれば、このIPOの入札で株式を取得する価格と、その後のOTC(店頭市場)で購入する価格の高低の判断が難しい。

 もちろんベトナム最有力の国営銀行であるから、長期的な利益を期待する株式保有に向いているが、短期的な利益を考えるなら、より小規模な民間企業に投資した方がよい場合もある。国営銀行は一般的に言って、、経営効率化も未達成であるし、不良債権も少なくないと想像される。

 IPOで株式取得すれば、必ず儲かるという風評によって、かなり高値の入札価格が提示されることが多い。IPO株式の取得それ自体が目的であるように誤解している投資家も多いのではないか? このような意味で、今回のベトコムバンクの入札は慎重に検討されるべきである。

 以前に指摘したように、ベトナムのIPOの入札価格は高値傾向であるし、その後の店頭市場における株価は企業業績や投資家の判断を十分に吸収する傾向にある。したがって株式が取引所に上場したからと言って、株価が急上昇することにならない。このことは、すでにサコムバンクなどの上場で経験したことである。優良株=ブルーチップは長期保有して資産形成する。これがベトナム株式投資の教訓の一つである。

|

« ベトナム経済のリスク(3):コアビジネスは何か? | トップページ | ベトナムに駐在員事務所を設立する:税金問題の再考 »