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2007年11月30日 (金)

ロータス投資運用会社提供「ベトナム経済ニュース(25)」:注目されるベトナム上場株(4)

 PAC(南部バッテリー株式会社)は、2006年にベトナムの上位100の強い商標だと評価された。

 同社のバッテリー製品は国内市場の主導的役割を果たし、外国製品に対して有効に競争している。

 2007年の年初9ヶ月の税引後利益が285億VNDを達し、大きな成長を見せた。現在、同社は国から譲渡された使用期間50年間の51,0566 m2の土地を所有し、その他に20,352 m2の50年使用可能の賃貸不動産も所有している。

 コメント:同社の商品が外国製品に対する価格競争力をもっているとしても、技術開発力は未知数である。もし積極的な研究開発投資をしなければ、近い将来に本業での国際競争力が低下するであろう。ベトナムにおける不動産所有は、かつての高度成長時代の日本と同様に企業価値を高めるが、どのようにその価値を活用するのかが問題である。

 株式公開をして、そこから調達された資金が何に使用されるのか。この問題を経営者に面会して確認する。こういったことができれば最善だ。ベトナム株式投資は長期持続の戦略が正当であると思う。しかし、その場合の持続的な企業成長の原動力は、研究開発や技術導入のための投資である。それが不十分であるなら、長期的な企業成長は望めない。

 国際競争力を強化するためにベトナム企業は、外国企業からの技術移転・技術指導を積極的に、さらに言うならどん欲に受け入れるべきである。それは中国が既に行ってきた。「中国で技術が盗まれる」と日系企業の中で評判になった。それほどまでに技術移転をしたにもかかわらず、日本側が経営の主導権を掌握できない。このようなことに日本企業の不満があったと思われる。他方、それほどまでに技術を吸収したからこそ、中国企業の国際競争力が飛躍的に高まったと考えることができる。

 ベトナムと日本は、相互に信頼できるパートナーとしての関係を構築するべきであろう。そのために相互理解を促進する。人的な交流を拡大する。ベトナム企業と日本企業の間で互恵的な関係が拡大する。この基本的な方向性を双方が見失ってはならない。

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