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2007年11月11日 (日)

あの吉兆までも!:日本ブランドの崩壊

 赤福に続いて、老舗ブランドの高級料亭船場吉兆も食品偽装の不祥事である。こうなれば、単なる偶然ではなく、構造的な要因があると思われる。

 これらの企業の共通点は、オーナー経営のファミリー企業ということだ。もし外部株主が参加していれば、経営に緊張感があったに違いない。ファミリー内での「なれ合い」経営は、不祥事の温床となる。

 この意味では、かつての「株式相互持ち合い」も同様の「なれ合い」経営を生んだ。企業が株式を相互に持ち合えば、両社に緊張感が生まれる可能性もなくはないが、通常は両社に「甘え」や「なれ合い」が生じると想像される。人間、楽な方がよいに決まっている。

 企業の内部監査やコンプライアンス(法令遵守)のための体制は、まだまだ日本では十分でないと思われる。今回の不祥事の摘発が、いずれも内部告発であることを考えれば、この内部告発の奨励・促進が制度的に検討されてもよい。

 ある特定の監査役や内部監査役員に任せるのではなく、会社の構成員すべてが企業を監視するという体制の整備があってもよい。内部告発を奨励し、それによる不利益を被らないように匿名性を確保する。こういった社内体制を構築すれば、それがコンプライアンスを対外的にアピールすることになると私には思われる。

 しかし、これは「チクリ奨励」にほかならない。嫌な世の中になったと言わざるをえない。

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