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2007年11月17日 (土)

関西財界人との夕食:励ましを賜った

 ある関西財界のOBの方と夕食をご一緒した。ベトナム現地法人ロータス投資ファンド運用管理会社」の日本における活動について、ご助言を賜るためだ。

 すでに投資運用を任されている日本の適格機関投資家(「金融商品取引法」(2007年9月末施行)での用語)は、ロータス社に対して「見る眼がある」というお言葉を賜った。

 確かにそうである。現地スタッフは優秀だし、運用成績(トラッキングレコード)は従来の投資ファンドに比べて最上位である。ただ問題があるとすれば、創業してから1年未満という実績の不足だけである。どのような企業でも実績には時間が必要である。そのための忍耐が必要である。こういう励ましのお言葉を頂戴して恐縮であった。

 ロータス社のソン会長とタイ社長は、『プラチナクラブ』という雑誌(11月号)に写真入りで掲載されている。ロータス社の商品である一任勘定の「ラップ口座」の最低投資金額は10万ドルであるから、こういった富裕層向けの限定読者の雑誌で紹介されても不思議ではない。

 ただし金融商品取引法において、ロータス社は、ベトナムでは公認の投資運用会社であるが、日本では無登録であるために、第一種金融取引業者(証券会社など)の代理や媒介がなければ、勧誘を伴う取引はできない。簡単に言えば、日本国内の一般投資家が直接にロータス社と取引することはできない。同社のホームページを見れば、そういった投資の申し込みが個人からあっても、取引は断ると記載されている。なかなかコンプライアンス(法令遵守)が徹底している。

 同社自身が、日本の投資運用業に外国会社として登録することも考えられる。そうすれば、日本での営業が可能である。また、ロータス社が登録しなくても、日本の金融取引業者の中で有価証券関連会社とは今でも取引できる。

 以上、金融商品取引法に少し詳しくなった。この点については、財務省近畿財務局を訪問し、さらに弁護士の意見も聴取した。まさに「実学」である。

 

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