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2007年10月 9日 (火)

インドシナ3カ国の動向:昨日の続き

 昨日、1人当たり国民所得の国別順位を示した。世界銀行の資料である。こういう統計数値は、生活実態から乖離しているのが通常である。たとえば所得1億円の富豪が1人いて、それ以外の99人が所得1万円の低所得者とすれば、その平均値は100万円である。したがって国内の所得の格差・不均衡を示すために、ジニ係数が用いられたりするのが一般的である。

 したがって1人当たり国民所得が大きいからと言って、その国の国民が広く幸福であるかどうかは問題である。一握りの大富豪と多数の貧民が共存する場合もあるからだ。

 ここでは単純に1人当たりの国民所得の順位をインドシナ3カ国で見ることにする。為替レートと購買力平価の順位を抜粋して示せば、次のようになっている。

169

ベトナム

690

150

ベトナム

3,300

178

ラオス

500

152

カンボジア

2,929

180

カンボジア

480

172

ラオス

2,050

 ラオスとカンボジアでは為替レートでは、その金額や順位に大差ないが、購買力平価になれば、カンボジアがラオスを逆転する。カンボジアの方がラオスよりも生活しやすいと言えるようだ。確かに、カンボジアの物価が相対的に安いというのが私の実感だ。このようなドル換算方法の相違から何が指摘できるのか、少し理論的に検討が必要とされる。

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