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2007年10月11日 (木)

福森哲也『ベトナム株投資完全マニュアル』が出版:ロータス社が紹介される

 福森哲也『ベトナム株投資完全マニュアル』(パンローリング社、2007年11月5日、1800円+税)を入手できた。著者の福森さんとは以前に東京でお目にかかり、来週16日には仙台商工会議所で開催される「ベトナム投資セミナー」で講師としてご一緒する。

ベトナム株投資完全マニュアル [本気の海外投資シリーズ6] ベトナム株投資完全マニュアル [本気の海外投資シリーズ6]

著者:福森哲也
販売元:パンローリング
Amazon.co.jpで詳細を確認する

 上記の著書は、その書名の通り、ベトナム株式投資の全貌を明らかにするもので、類似書の中では最も奥深い内容をもっている。「奥深い」という印象を受ける理由は、福森さんがベトナムと長く付き合い、そのベトナムを愛しておられるからであろう。本書は、単なる金儲けのハウツー本ではなく、ベトナムそしてベトナム人が生き生きと紹介されている。それが、本書の魅力である。

 第6章、「法人投資家や10万ドル以上の大口個人投資家への朗報」という表題になっており、ロータス証券投資ファンド運用管理会社が写真入りで紹介されている。私についても過分に記述されており、恐縮である。

 福森さんの指摘によれば、「難点は日本で営業活動をしていないことです」と指摘されている。この営業活動について考えてみれば、いわば「産地直送の投資信託」と考えればよいかもしれない。販売や営業のための「中間マージン」を排除しているのだ。

 ただし、日本では9月30日から「金融商品取引法」が施行された。一般投資家に対する説明義務が強化されている。これは、投資者保護の強化が目的であり、金融商品を扱う銀行・証券会社・保険会社などを規制する法律である。

 このロータス社は、ベトナム法に基づいた外国会社である。ベトナム国内では正式の投資運用会社であるが、日本では勧誘・営業活動はできない。したがって、福森さんが指摘するように「営業活動をしていない」のではなくて、「営業活動ができない」のである。そこで日本で「投資運用業」の登録を準備中である。

 なお、外国会社と直接取引するなんて心配だ。契約書も英語だ。こういう不安を解消するために日本の投資家は「中間マージン」(証券会社など金融機関に対する手数料)を払っている。この意味で「中間マージン」は無駄な支出ではない。

 しかし、私は以前に「日本の金融制度にも流通革命が必要だ」と指摘したことがある。グローバル経済の時代、外国投資ファンドも自己責任で外国で買えばよい。他方、自分での投資が不安な人は別途に費用を支払う。いわゆる護送船団方式の金融業務から、多様な顧客のニーズに対応する多様な金融業態に変化していく時代になると私は思う。

 なお、本書は以下のブログでも紹介されている。内容は詳細であるので、ぜひ参照していただきたい。http://blogs.yahoo.co.jp/nhatanhj1/52306653.html

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