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2007年9月21日 (金)

今日から講義が始まった:解答できないのは問題が悪い!

 流通科学大学における後期の講義が今日から始まった。また再び忙しい日々が続く。そういっても、今までも忙しかった。

 企業論と4年生・3年生のゼミがあったが、特に3年生は、これから始まる就職活動が心配な様子だった。そこで私の助言は次の通りである。

 回答の出ない問題に悩むことはしない。回答できる問題を設定して、それを考える。この実例として、たとえば「死んでからどうなるか?」という問題に悩むことは無意味である。確かに「死語の世界」は未知であり、それを考えることに宗教的な意味はあるが、その問題に答えはない。したがって、ほとんどの人は、そういう問題を設定しない。

 「自分に向いた仕事は何か?」。 こういう問題を設定すると、なかなか解答できない。解答できないのは、問題が悪い。その解答のためには経験もしくは時間が必要である。大学生の時代は自分自身が変化するのだから、向いた仕事も変化する。そこで逆に「自分に向かない仕事は何か?」。このように問題を設定すれば、向かないと思う仕事以外は、すべて就職活動の視野に含まれることになる。

 私は高校生の時に、商社マンになって、将来は自分で会社設立することが夢であった。そこで経営学部に進学したが、大学時代の「流れ」に従って現在のように大学教員になった。そして今、自分で会社を設立するようになった。夢がかなったとも言えるが、遠回りしたとも言える。人生100年と考えれば、その間にいろいろなことができる。時間は十分にあるのだから、夢をもって、自分を信じてその実現に向けて努力する。こういうことを学生に伝えたかった。

 学生と接すると、こういう問題を考えることができる。大学教員も捨てたものではない。

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