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2007年9月22日 (土)

「マーケティングの父」フィリップ=コトラーのベトナム講演について:追加情報

 ベトナムで収集した資料を整理していると、現代マーケティングの教祖であるフィリップ=コトラーの講演会の「広告」が掲載された『ベトナムニュース』(Viet Nam News, August 3, 2007)が見つかった。そこから、この講演について、追加的な情報を提供する。

 もう過去のことであるが、私は、この講演がベトナムにとって歴史的な出来事であると思う。その記録を残すことが目的である。このコトラーの講演は、本ブログの9月2日に紹介されている。

 名称: マーケティング国際会議
 論題: 新しい時代の新しいマーケティング
 日時: 2007年8月17日(金) 8時30分~17時
 場所: シェラトンホテル、ホーチミン市・第1区
 会費: 320USドル(昼食・資料・証明書を含む。早期登録には割引あり。)

 出席者は700名以上が見込まれ、東南アジア全域の経営幹部を想定している。ヘッドフォンでベトナム語・英語の同時通訳がなされる。この会議に加えて、前日の8月16日に限定20名の夕食会が開催される。これは、Saigon Tiep Thi Magazine とPACE Education Groupが共同主催する。

 なお、コトラーについては、次のように紹介されている(Financial Times より)。
 コトラー教授のマーケティングの専門性は伝説的である。彼は、現代マーケティングの父として広く知られており、常に最も影響力のあるマーケッターであり、さらに常に、Peter Drucker、Bill Gates、Jack Welchと共に4大経営教祖の一人として広く認められている。

 主催者のPACEEducation(www.pace.edu.vn)であり、そのほかにベトナム企業3社がスポンサーとなっている。

 この会議では会場が満員となり、テレビ中継もされたと聞いている。私見では、講演売り上げは2千万円以上である。主催者としては、十分に利益の上がるイベントであったと思われる。20名限定の夕食会というもの、ベトナム人の心をくすぐるセールス方法だ。320ドルの会費を払う人々がいることも驚きだ。もちろん恒例で無料招待も多数あると想像されるが、コトラーのブランドはベトナム人にとっては魅力だ。

 果たして日本人が主催して、また日本人が講演者となって、これだけの反響のあるイベントが開催できるかどうか。こういう問題を考えることも、今後の日本の進路を検討することに通じる。日本はODAでは、ベトナムのみならずカンボジア・ラオスで抜群の実績であるが、コトラーという教授一人に対しては、一般の反響・インパクトという点で負けるように思われる。今後の日本は、どうあるべきか。考えさせられる問題だ。

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