« ホーチミン市から関空へ | トップページ | ロータス社提供「ベトナム経済ニュース」(11):メリルリンチ証券の資金引き上げの意味 »

2007年8月 4日 (土)

「ベトナム流サービス」との戦い

 「ベトナム流サービス」とは、ハノイに滞在していた1998年当時から戦ってきた。昨日までのホーチミン市のホテルの室内清掃の中年女性。私が荷物を取りに戻って偶然に顔を合わせたので、通常はベトナムで「枕銭」は置く必要はないが、その時は1万ドン(約70円)のチップをあげた。

 その日の夕方に部屋に帰ると、パソコン用のLANケーブルや電源コードなどが、クルクルときれいに巻かれて整理されていた。また、きちっと四角に洗濯物がたたんである。机の上の書類や雑誌も整頓されている。

 これらは、ありがた迷惑である。コードを再び伸ばさなければならない。自分で私が洗濯するのは他人の手に触れられるのが嫌だからだ。処理済みと未処理の書類や雑誌の区別がつかなくなってしまう。

 この「ベトナム流サービス」との戦いは、ハノイ在住の小松さんからも1998年当時から聞かされた。写真屋に現像と頼むと、写真店員の趣味で写真を並べ替えて渡してくれる。自分の気に入った服があるのに、別の服が似合っていると勧められる。過剰に化学調味料を入れてくれる。これらも「ベトナム流サービス」の実例だ。

 これらが顧客サービスと思っている本人に悪気はないが、少なくとも私には迷惑である。こういったサービスが容認されてきた社会がベトナムである。ベトナムでは「マニュアル」に基づいたサービスが常識なのだろうか。必ずしもそうでないようにも思える。柔軟な対応ができるベトナム人の事例を多々知っている。

 より現実的な対応は、こちらの要望を口頭で伝えればよい。「私物に触らないで」。この一言で問題は解決する。そんなに大きな問題ではない。ベトナムでは、より一般に外国では、日本での「思い込み」や「常識」は禁物である。ビジネスでも、ここまでできたのだから、もう大丈夫だろう。これも「思い込み」である。これが禁物である。

|

« ホーチミン市から関空へ | トップページ | ロータス社提供「ベトナム経済ニュース」(11):メリルリンチ証券の資金引き上げの意味 »