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2007年8月31日 (金)

カンボジア第5日目:市内点描

 今日は、朝から国道1号線を通ってベトナム国境まで往復した。昨日にJICAの米田所長が、この「第2東西経済回廊」を説明されたので、当初はシハヌークビルの港湾や海岸リゾートを視察したかったのだが、今日の目的地を変更した。

 10年ほど前のハノイ~ハイフォンのベトナム国道5号線に対する日本のODA工事を想起して、カンボジア国道1号線を視察することにした。通常、こういった交通インフラが完成すると、経済は活気づくのはベトナムの例で実感している。この視察報告は後日にするとして、以下では、カンボジア・プノンペンの日常の近況を紹介する。

 カンボDsc09842ジアで食事を美味しく安く腹一杯食べるためにどうするか。答えは中華料理である。写真の料理で3.5ドルであった。もちろんアンコール(Angkor)生ビールも含めての値段だ。世界どこにでもある中華料理は日本人にとって嬉しい。もち ろんプノンペンにも日本料理店は多数あるが、値段が高い。もちろん日本よりも少し安い。以前に、利益率の最も高い料理はイタリア料理、さらにお好み焼きやたこ焼きなどの粉系料理と聞いた。日本料理やフランス料理は材料費や仕込みに手数がかかり、あまり儲からないそうだ。これらの料理の値段が高いのには理由がある。

 プノンペンには韓国人が多い。韓国は、最近にノ大統領がカンボジアを訪問し、韓国人はビザ免除。他方、日本人は観光目的で20ドル査証代を支払わなければならない。韓Dsc09824 国から新韓銀行が進出しているのに対して、日本の銀行は皆無。さらに20億ドルを投資して韓国資本が新都市をカンコーに建設予定。カンボジアでは明らかに日本よりも韓国が存在感がある。ハノイやホーチミン市でも韓国の不動産投資は活発だ。中国投資で日本に後れを取った韓国が、インドシナ3カ国で先行しているとみなすことができる。

 写真は、韓国のカンコー新都市の看板である。高層ビルと個別住宅が一緒になった住宅公園都市だ。かつて私はハノイでダエウーホテルの看板を見て、こんなものができるはずがないと思っていたが、それが見事に完成して今日も5星ホテルとして成功している。(もっともダエウー財閥本体は経営破綻したが---。) この看板も同様に思う。発展途上国では、現状から見て信じられないことが実現する。それが経済成長率6~10%の国の勢いである。ただし、当時のダエウーは資産上位の有力財閥であったが、現在のカンボジアを開発する韓国資本は中小である。三星・LG・現代といった大企業は、やはりカンボジアを「高リスク国」とみなしているようだ。

 ホテルのロビーでインターネットをしながら、いろいろな人間を観察するのは楽しい。私の前に座ったのはマレーシア人。カンボジアに金の指輪を仕入れに来たバイヤーである。自分がはめている指輪を見せてくれた。彼の隣りに中国系らしいカンボジア人がいる。商談が始まるのだ。つい私も話しに加わりたくなるが、どう考えてもキンキンのド派手な指輪が日本で売れるはずがない。でもベトナムやラオスなら売れるかも? ビジネスでは、こういう発想が大事なんだと自画自賛して自己満足した。

 ホテルのロビーには、18歳未満の未成年者を対象にした虐待や性的搾取の犯罪防止のリーフレットが置かれている。日本語と韓国語で書かれている。「カンボジアの子ども達のことを考えてください。」エレベータの中には中国で掲示されている。普通は英語版もあると思うのだが、それはない。こういう犯罪は日本人・韓国人・中国人に多いという証明であろう。カンボジアの刑罰では最高20年間の服役刑だ。日本でも刑事犯罪だ。韓国や中国での刑罰は、どうなっているのだろうか? 同じアジアの中での優越感が犯罪発生の背景にあるのかもしれない。いろいろ考えさせられる問題である。

 このリーフレットを見れば、24時間ホットラインが設置されており、「子どもの性的搾取、子ども買春の現場を見かけたら、すぐに電話してください。全国共通:023-720-555」とある。このようなホットラインは、監視社会というような批判があるかもしれないが、当面の犯罪防止として効果は大きい。この種の犯罪を本気で防止するなら、さらに「賞金」をつければよいと思うが、そうなると冤罪の発生も多くなると想像される。なお、このリーフレット作成にJICAも支援している。

 明日は、カンボジア・プノンペンからラオス・ビエンチャンに移動する。ラオスでは研究活動と同時に学生の清掃ボランティア活動を支援する。研究面では、ラオス国立大学・日本大使館などを訪問。さらにSTEA(科学技術環境庁)などを訪問する。また学生を同行して、ルアンプラバーンの不動産投資やリゾート開発の現状を視察する予定だ。

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