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2007年8月18日 (土)

今日は休日と思いながら---

 昨日は、午前中にベトナム石油ファイナンス投資会社のクアン会長にお目にかかった。国営独占企業であるベトナム石油会社のグループ企業の投資部門を担当する会社だ。豊富な資金量を誇るファイナンス会社であるから投資先は多々ある。クワン会長の話を聞いていると、ベトナム経済の発展は確実と断言できる。彼の会社に必要なものは人材だ。お金は十分にある。いろいろ今後の展望について話をした。

 その後に、弊社・ロータス証券投資ファンド運用管理会社(ベトナム国家証券委員会認可)のIR(投資家広報)担当の採用面接をした。インターネット上に、Vietnam Works という求人サイトがあり、それを見ての応募である。その完全な日本語は、若い日本の大学生よりも優秀なように思われた。敬語の使い方が上手い。ベトナム人の語学力は本当にスゴイ。現在の会計責任者のダオさんの面接も私が立ち会った。Img_0345_2彼女の場合、私との握手の強さが印象深かった。もちろん彼女は銀行の会計担当経験者である。こういった経験がなければ、国家証券委員会は会社設立を認可しない。

 写真はロータス社のメンバー。左から、ダオさん(会計責任者)・トアンさん(内部監査・企業分析)・タイ社長・ウエダ顧問・ソン会長・ハンさん(受付・秘書)。なお、ホーチミン市に「UEDA」というブランド名の靴下の製造会社があるが、同社とウエダ顧問は無関係である。

 昼食をJICA長期専門家の市川さんとご一緒した。市川さんによれば、昨年7月よりも今年7月までの日本の直接投資の金額は「増加している」ということだった。市川さんは計画投資省であるから、より最新のデータを入手されている。前回のブログで「減少している」理由を考えたが、実際は増加している。各方面からの情報収集は重要だ。

 午後に、日本経済新聞の長谷川さんとお話しした。1988年の入社以来、兜町を担当されており、証券分野の専門ということであった。ベトナム証券市場が、グローバルな金融市場として発展するという視点が重要であると強調された。これに対して私は、ベトナムは社会主義を志向する国だから、野放図な放任された市場はありえないという指摘をした。それだからこそ、かつての日本のように政府主導の通商産業政策をベトナム政府も採用しようといしている。

 長谷川さんは、いわゆる生産市場と金融市場の区別が必要というご意見だった。かつての日本の「護送船団方式」の政府主導の金融市場を模倣すれば、ベトナム金融証券市場の発展は阻害されるという見解だ。これには私も同意だ。しかし「マネーゲーム」もしくは「カジノ市場」の助長が望ましいはずがない。もっとも、それも市場原理の結果だからしかたがないという意見もありうる。長谷川さんとの意見交換は白熱したが、楽しかった。また連絡しましょうということで再会を約束した。

 長谷川さんも「ベトナム好き」だと確信した。同類は相通じる感覚を共有している。他方、この感覚を感じられない日本人もいる。ビジネスだけの人だ。誰もが言うように、ビジネスの基本は、人間と人間の信頼関係である。ベトナム人を相手にして、ベトナム人に「この人はベトナムを好きだ」と感じさせなければ、ベトナムのビジネスは成功しないであろう。こういう「感覚」といった証明不能の話は無意味かもしれない。しかし人間とは大部分が「感覚」で生きている。だから人間は面白いし、ビジネスも面白い。私は最近、このように思うようになった。

 その後に、JETROハノイの荒川投資アドバイザーにお目にかかった。9月に大阪の投資セミナーで講演をされるそうなので、お目にかかれればという約束をした。荒川さんとは、荒川さんがハノイ西友の社長であった時代からの交流だ。西友がユニマートに代わり、そして現職である。荒川さんは大学院時代からベトナム語を専門にされており、ベトナムと生活を同伴されてきた方である。ベトナムの大先輩である。

 なお、このJETRO事務所のあるビルの1階にADB(アジア開発銀行)やWB(世界銀行)の刊行物センターがある。ここで掘り出し物の文献も購入できた。すでにハノイだけで10㎏ほどの購入書籍がある。とりあえず日本に送ることにする。明日は、ハノイからダナンだ。

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