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2007年6月 7日 (木)

ベトナムは世界で第35位の「平和な国」:日本は第5位

 ベトナムニュース(Viet Nam News, June 2, 2007)は、世界121カ国の中でベトナムは35番目の平和な国という記事を掲載した。Economist Intelligence Unit(EIU)が調査する「世界平和指数」が1,729点ということだ。

 この指数は、オーストラリア人実業家 Steve Killelea、元米国大統領 Jimmy Carter、英国大富豪 Richard Branson、南アフリカ大司教 Desmond Tutu によって提唱された新しい概念であり、24指数に基づいて集計される。

 これらの指数には、国内暴力、組織犯罪、総人口に対する警察官と犯罪者の割合、軍事支出、過去5年間に国家が関与した戦争と戦争犠牲者の数が含まれる。

 アジア太平洋地域では、シンガポール(第29位)に次いでベトナム(第35位)が上位を占めている。そのほかにマレーシア(第37位)、中国(第60位)、インドネシア(第78位)、カンボジア(第85位)、フィリッピン(第100位)、タイ国(第105位)、ミャンマー(第108位)と続く。

 最も平和な国は、ノルウェー、ニュージーランド、デンマーク、アイルランド、日本である。他方、最も危険な国は、イラクである。次にスーダン、イスラエル、ロシア、ニカラグアとなっている。世界最大の経済大国である米国は、第96位である。その理由は、膨大な軍事支出、イラク・アフガニスタンの戦争関与、国内暴力と国内犯罪の存在である。

 以上の報道は、ベトナム国民の誇りをくすぐる内容だ。また、アジアにおいて日本が最も「平和な国」となっていることは、もっと日本国民に知られてよい。イラクに自衛隊を派遣していても、世界で第5位に位置しているのだから、それがなければ、世界トップの平和国家になっているかもしれない。もっとも、最近の日本の異常な国内犯罪が平和から遠ざかる要因になるかもしれない。また、多くの日本人が「危険な国」と考えているであろう北朝鮮の順位はどうなっているかも興味ある問題だ。

 日本はアジア諸国を経済だけでなく、平和でも先導していく。こういう国家戦略を世界に発信することも、この「世界平和指数」に基づけば、現状では十分に可能だ。憲法問題が議論される場合、これらの事実が検討されなければならない。「平和ボケ日本」と言われるが、こうやって世界を眺めてみると、必ずしも悪いことではないようにも思われる。

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