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2007年6月12日 (火)

ハノイ=ゴルフ=クラブ社長・室賀(ムロガ)さんに会う

 ベトナムで初めての日系ゴルフ場を開発・経営されている(株)ムロガの室賀社長にお目にかかった。何と、私は自転車での訪問。自宅から自転車で訪問し、ベトナムの話ができるのは嬉しい。室賀さんと私は大阪府の箕面市在住である。

 これまでに室賀社長とは、ハノイの大宇ホテル隣のダエハ=ビジネス=センターのハノイ=ゴルフ=クラブ会社で何度かお会いしたが、日本本社には今日が初めての訪問だ。室賀さんは、箕面ライオンズクラブ、私は箕面船場ライオンズクラブに所属しており、その意味で親戚みたいな関係。室賀さんは7年間に渡ってベトナムで仕事をされてきたが、私もベトナム初訪問から10年以上、ハノイ留学から9年が経過している。

 さらに室賀さんが頼りにされているベトナム人のスタッフであるハーくんは、室賀さんよりも私との関係が古い。私の留学当時(1998~99年)に彼は別の日系会社に勤務していた。彼のお父さんは貿易大学の日本語の教授であり、ベトナム語と日本語の辞典を出版されている。

 このように室賀さんと私の接点は多く、親しい先輩と後輩のような気持ちを勝手に私はもっている。まったくの偶然の関係であるが、考えてみれば、人間の出生も偶然の産物と言えるのかもしれない。こう考えれば、偶然と必然は反対語であるが、それは硬貨の表裏の関係だ。偶然を必然と感じるか、偶然を偶然として見逃してしまうのか。それぞれの人の考え方に依存する。私は、やはり偶然の出会いを大切にして、それが必然に転化するように努力したい。

 さて、ベトナムの首都ハノイの日系ゴルフ場。これはブランド価値がある。室賀さんによれば、マレーシア国王がゴルフ場でプレーを楽しんで、さらに国王は室賀さんをマレーシアに招待されたそうである。マハティール前首相の日本好きは有名だが、マレーシア国王が日本語を理解されるということも、室賀さんから初めてお聞きした。それに国王の招待なんて想像もできない。

 そのほか、いろいろ話は弾んだ。特に、ハノイ=ゴルフ場は「環境問題」に気を遣っているということを室賀さんは強調された。ゴルフ場の芝生には多数の種類があって、緑が鮮やかであったり、病気に強かったりなどの特徴がある。ハノイ=ゴルフ場の芝生は農薬散布が少なくてよい種類を使っている。別のゴルフ場では、農薬の大量使用で池の魚が死んでしまうこともあるそうだ。

 ベトナムでも環境問題の関心は高い。この意味で、ゴルフ場であっても農薬散布の被害は最小限に維持されるべきである。初めての日系ゴルフ場として、また首都ハノイの名前を冠するゴルフ場として、「かっこ悪いことはできない」と室賀さんは指摘された。

 こういった日本人もしくは日本企業の「自負心」がある限り、世界の中で日本の存在感があり、世界の人々は日本人を評価すると思われる。偏狭なナショナリズム(=自国優先主義)ではなく、正義や合理主義を遂行するという自負心や勇気をもつことが重要ではないのか。それだからこそ、世界から日本は信頼・尊敬されるのだ。

 最近の社会保険庁の年金問題でも同様だ。責任の所在を明らかにして、自ら反省し、その責任をとる。こういう爽やかな対応をする日本人はいなくなったのだろうか。そのためには自己批判する勇気が必要だ。そういう勇気が賞賛・尊敬されるのだと思う。

 室賀さんとは、またハノイでの再会を約束した。ますますのご発展をお祈りしたい。

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