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2007年6月25日 (月)

カンボジアでの再々会を約束;「JICA貿易促進コース研修」の講義

 (財)神戸国際協力支援センターが実施機関となっている「平成19年度・第4回JICA貿易促進コース」において、私は「ベンチャービジネス」について講義した。場所は、JICA(国際協力機構)兵庫国際センターである。この研修指導者は、神戸大学大学院・国際協力研究科・松永宣明教授である。松永教授とは、ラオスのJICA専門家として一緒に仕事をしたことがある。

 私の講義の特徴は、一方的ではなく対話式である。今回の研修員に対しても、最初に「今日は、自由な議論を楽しみましょう」と話している。そして宿題として、「日本の商品やサービスの中で、あなたの国の市場で受け入れられるものは何か? 他方、あなたの国の商品やサービスの中で、日本市場に受け入れられるものは何か? そして、その時の留意点は何か?」という課題を出している。

 この研修員13名の母国は、11カ国(アルメニア・バングラディッシュ・カンボジア・ドミニカ共和国・メキシコ・モルドバ・モンゴル・モンテネグロ・オマーン・タイ・ウクライナ)。いずれも政府の貿易担当者である。

 この研修で何と、昨年の夏にカンボジア・プノンペンでお世話になったイエンさんと再会した。最初、彼から声をかけてくれて、やや戸惑ったが、すぐに記憶がつながった。彼は、カンボジア商業省の貿易担当職員であり、昨年は、カンボジア縫製協会や商工会議所に私を案内してくれた。

 私は、日本学術振興会の科学研究費補助金を受給しており、その研究課題は「ベトナム・ラオス・カンボジアの企業経営におけるAFTA・WTO加盟の影響と対応」である。私にとってベトナムのみならず、カンボジア・ラオスも研究対象となっている。今年の夏は、いわば研究調査の「かき入れ時」である。プノンペンでの再々会をイエンさんと約束した。

 さらにメキシコのロサリアさんとも気が合いそうだった。私のメキシコ訪問は2回だけ。1回目は、ロサンゼルスからティファナの1日観光。2回目は、クエルナバカで開催された学会に出席した。クエルナバカではメキシコの革命博物館を訪問し、メキシコ人の情熱を感じることができた。率直に言って、ロサリアさんとメキシコで再会したいと思った。

 日本にいて、このように国際交流ができる。有り難いことだ。関係者の皆さんに感謝である。なお、上記の問題において、自国市場に受け入れられる日本の商品やサービスの上位は、温泉・自動販売機・洗浄便座であった。さらに「プロフェッサー上田」という意見があった。この冗談の発言者が、ロサリアさんだった。それぞれの導入の可能性が、日本人では想像もつかないほどに活発に議論された。日本人は、もっと主張し、もっと議論してよい。

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