« ビジネスには「相性」が重要:ベトナムにおける今後の懸念材料 | トップページ | 大阪商工会議所「2007年度ベトナムビジネス研究会」の開催 »

2007年6月20日 (水)

朝食ビジネスの展開:顧客を絞り込む

 ビジネス関連のTV番組を教材に使用した。そこで朝食サービスが、新しいレストランメニューとして好評だそうだ。

 そこでは、比較的厳しく顧客ターゲットを絞っている。20代から30代の女性。少しリッチな家族。高齢者。それぞれに配慮したメニューが、各店で考案されている。

 顧客のセグメンテーションが、これほどまでに明確になっているとは驚いた。これからは、そういう時代なのだろう。この意味で、私は大学も同様だと問いかけた。

 これは学生に対してでなく、大学の経営戦略もしくはマーケティング戦略の問題だ。多くの学生は、偏差値に応じて大学に入学してくる。そうなれば、その偏差値に適応した教育が必要だ。各大学で異なったカリキュラムがあってよい。

 これに対して大学は、少しでも偏差値を上げたいから、偏差値の現実を直視しないで、「特徴ある大学」といったアピールで受験生を集めようとする。その特徴が魅力的であれば、より偏差値の高い学生が入学してくると期待しているのだ。確かに、そういう学生も少数はいるだろうが、大部分は偏差値に依存した大学受験をしているのが現状だ。

 そういう現実があるとすれば、たとえば「偏差値50の一流大学」というコンセプトがあってもよい。入学成績が偏差値50の学生にとっての一流大学は何か。こういう議論は必要だが、普通の一流大学というコンセプトとは異なる。また、「偏差値60の一流大学」とも相違している。

 顧客=受験生を絞り込んだ戦略。これは、企業でも大学でも共通した少子高齢化の時代において、検討に値する有効な戦略だと思う。

 

|

« ビジネスには「相性」が重要:ベトナムにおける今後の懸念材料 | トップページ | 大阪商工会議所「2007年度ベトナムビジネス研究会」の開催 »