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2007年5月23日 (水)

国際間・地域間競争の宣伝効果:タレントやキャラクターを起用する

 先日、東京のJETRO本部に行ったとき、その受付の前に日本の各都道府県のパンフレットの英語版・日本語版が並んでいた。これは、JETROに日本の取引先や直接投資070514_11100002 先を相談に来た外国人ビジネスパーソン向けと思われる。このような地域間の競争は、当然であるが、これまであまり注目されてこなかった。

 写真左は、JETRO本部内に設置された都道府県の案内書である。その中には英語版のみならず、韓国語版もあった。

 最近、宮崎県の東国原知事による宮崎県のセールス効果が高いと言われている。宮崎県の物産の売り上げも上昇しているだろう。かつて横山ノック大阪知事も、大阪の「たこ焼き」を宣伝していたが、東国原知事の場合、その活動がより積極的で顕著である。その知事が、今度は韓国を訪問するそうだ。テレビでは、韓国でも日本と同様に「東国原ブーム」が起こるかどうかと指摘していた。おそらく日本のマスコミの取材陣につられて、韓国のマスコミも取り上げるだろうが、日本ほど人気が出るかどうかは疑問だ。韓国でタレント「そのまんま東」は無名だからだ。

 私見では、海外向けの日本宣伝や都道府県の宣伝をするなら、海外に知名度のあるタレントを効果的に起用するべきだと思う。外国人観光客を日本に誘致することが近年は奨励されているが、それに適当な役柄は、けっして安倍首相ではなく、外国に知名度のあるタレントやキャラクターであると思う。たとえば日本政府が、映画「ラストサムライ」の渡邊謙を起用したり、ドラえもんキャラクターを活用すればよい。それは、日本に韓流ブームをもたらした「ヨンさま」や「チェジュウ」と同様だ。

 いくら政治家や外交官が頑張っても、一般大衆に人気のあるタレントの真似はできない。国際的に活躍する日本人がいてこそ、日本は国際的に認知される。そういった日本人を広報に活用することが、日本の国際的な注目度を高めると思われる。

 政府は、日本のコミックが世界的に人気があることに着目している。今後、日本のコミックのキャラクターが世界で活躍することが望まれる。外国向けの日本の文化政策が、ようやく始動したとみなされる。そのことが、外国企業の日本投資や外国人観光客の日本誘致の促進に貢献することが期待される。ドラえもん、名探偵コナン、ポケモン、ゴルゴ13、ケンシロウ、ラオウ。そのほかコミックの人材は確かに日本で豊富だ。 

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