« 校歌の効果:「関大マグマ」に感動した | トップページ | ベトナム企業と「相思相愛」になれるか?:アジアビジネス成功の要点 »

2007年5月21日 (月)

日本の法律は日本人のために

 ベトナム投資ファンドの組成や運用は当然、ベトナムの法律に従う。いろいろベトナム法に不備はあるが、それらが次第に制定・改善されていることは事実である。

 では、このベトナム投資ファンドに投資する日本人は、ベトナム・日本のどちらの法律に従うべきなのであろうか。たとえばベトナムの会社が、日本語インターネットのホームページで投資ファンド募集をすれば、それは日本の「証券取引法」違反となる。日本の認可を受けないで、日本人投資家にベトナムの会社が金融商品を募集しているとみなされるからである。

 これに対して、このベトナムの会社が英語で投資ファンドを募集し、それに応じて日本人が投資した場合、これは日本人投資家が自己責任で外国投資したことになる。これは、日本の証券取引法違反に当たらない。ベトナムの会社が日本人投資家を対象にして金融商品を募集しているわけではなく、その対象は全世界だからである。

 以上のようにベトナムの会社が投資を募集する場合、その使用言語に注意しなければならない。日本語であれば、日本人を対象としていることが明白であり、それは違法である。日本の法律は、日本人を保護するために作られているのだ。

 以上のようなことは、私見では、たとえば日本で違法の「ポルノ映像」のインターネットのサイトが外国に置かれているのに似ている。このようなサイトが日本語で書かれていると、それは日本人を対象としており、明らかに脱法行為であろう。しかし英語を使用していれば、その顧客は全世界を対象としているので、そのこと自体は違法ではない。その後は、日本国内でそういった映像をどのように使用するかという日本国内の法的な問題が発生する。

 日本語の使用の有無が、法律的に重要になる。このような問題を今まで意識したことがなかった。「実学」は、いろいろ勉強になる。

|

« 校歌の効果:「関大マグマ」に感動した | トップページ | ベトナム企業と「相思相愛」になれるか?:アジアビジネス成功の要点 »