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2007年4月12日 (木)

ベトナム株式投資ファンド:「ロータス=グロース=ファンド」の優位性

 先週にホームページを開設し、本格的な株式投資ファンドの募集を開始した「ロータス証券投資ファンド運用管理会社」は、ベトナム・ハノイのホライゾンホテル4階が本社である。昨年末に国家証券委員会の認可を受けた証券運用会社である。したがって日本からベトナムへの送金はもちろん、ベトナムから日本の米ドル送金も何ら問題なくできる。これは、証券業務の認可を受けた企業として当然である。

 ロータス社のホームページ http://lotusimc.com/

 このロータス社は、現在「ロータス=グロース=ファンド」を募集中。これはベトナム国内法に基づいて設立された投資ファンドである。それ以外に、一任勘定の口座運用管理の投資を募集している。いずれも預託銀行との契約によって、その銀行が投資家の株式や現金を保管する。したがって、たとえ「ロータス社」が倒産したとしても、投資家の資産は保護される仕組みになっている。注:これを一般に「倒産隔離」と言う。

 以下では、この中でも「ロータス=グロース=ファンド」の特徴を紹介する。すでに発売されている「ドラゴン=キャピタル」・「インドチャイナ=キャピタル」・「ビナ=キャピタル」といった外国ファンドとは、差別化された優位性をもっている。

 (1)ベトナム国内で組成された投資ファンドであるから、「ロータス=グロース=ファンド」はベトナム国内ファンドとして取り扱われる。したがってドラゴン=キャピタルのような外国ファンドで購入が制限されている会社(STB、ACBなど)の株式を取得できる。

 (2)ただし国内投資ファンドであるから、ベトナム国内企業(日系合弁会社を含む)が、ファンド総額の51%を所有、外国企業がその49%を所有するという制限がある。したがって、このファンドを「国内ファンド」や「外国ファンド」と区別して「合弁ファンド」とロータス社では呼んでいる。

 (3)すでにベトナム有力な金融会社や企業がファンドの投資を予定している。日本企業からの投資資金を運用するファンドということで、ベトナム企業も信頼しているし、投資意欲が高い。原則として、日本側とベトナム側の投資予定金額が出揃った時点で具体的なファンドの組成が始まる。

 (4)日本人のベトナム専門家で構成された投資諮問委員会が、ロータス社には設置されている。この委員会は、株式取得した企業に対する経営・生産支援を行うことができる。換言すれば、「ロータス=グロース=ファンド」は安定株主としてだけでなく、積極的な経営パートナーとしての役割を果たすことができる。これは、特に未公開株式の取得にとって強い交渉力となる。

 (5)株式会社(もしくは私募)の株式を「ロータス=グロース=ファンド」は直接取得できる。小口投資家は、このような直接の株式取得はできない。

 (6)「ロータス=グロース=ファンド」を購入できるのは、ベトナム・日本を合わせて30人以内の法人だけである。ロータス社の規模を考えて、現在は小規模な法人投資だけが認可されたのである。このことは逆に、「ロータス=グロース=ファンド」の投資効率を高めることになる。証券会社は手数料収入のために大量の資金を募集したがるが、ベトナムの市場規模を考慮すれば、その資金は過剰ともいえる。これは投資効率を悪化させる。

 より詳細は、ぜひ最初のホームページからロータス社にEメールで問い合わせてほしい。日本語または英語で対応できる。ただし残念ながら、このファンドは個人向けではない。あくまでも法人向けのベトナム株式投資ファンドである。

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