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2007年3月30日 (金)

ベトナム最後の時間:これはすごい効き目だ

 午前中、貿易大学ホーチミン分校で学生交流。今日は、「G7マート」の市場調査の結果を発表し、そのSWOT分析について議論した。日本のゼミにベトナム人学生の十数名が加わったという雰囲気だ。英語の講義と違って、日本語で話せるのは私にとって非常に楽だ。またベトナム人学生の積極的な発言と日本語能力に感心した。

Dsc09251  G7マートのSWOT分析は興味深かった。主にベトナム人学生から多数の意見が出た。W(弱み)について「普通の雑貨店との差別化が不十分」という意見があった。これに対して、G7マートは資金力があり、そういった「弱み」は克服できるのではないかと私は応じた。

 それよりも重要な課題は、人材の育成だ。G7マートのSV(スーパーバイザー)の各加盟店に対する指導が、十分な店舗と不十分な店舗があるようだ。G7マートにとってSVの人材育成が急務だ。また、「5S」が十分でない。清掃や整理の徹底は小売業にとって不可欠であるが、それができていない。日本では、たとえばローソンは1日に3回の掃除をしている。

 G7マートにはW(弱み)が多々ある。しかし加盟後に売り上げが伸びたと回答した店舗が複数あった。また「ブランド力」があり、コンビニ展開の先駆的な優位性もある。総じて私は、徐々に改善:改革が進み、G7マート全国600店舗の規模の利益を活用できれば、今後の発展が見込まれると結論した。

 その後、サンヨー・ホームアプライアンス・ベトナムの片岡社長にお目にかかった。数日前に発生した1,000名中の300名が参加した「山猫スト」が昨日に解決したという生々しい話を聞いた。女性労働者の産休時にもボーナスを全額支払って欲しいというような要求だ。片岡社長は、「山猫スト」という違法ストに対して断固として団体交渉を拒否したそうである。私は、片岡さんの「古武士」のようなお人柄を感じた。結局、調停に出すこととなり、労働者の職場復帰がなされた。

 ベトナム日系企業において労働争議が増えているが、それは外部の扇動者が「引き金」を引く役割をすることもあるらしい。またサンヨーベトナム社の労働組合の組織率は20%台だそうである。これは労働組合が労働者の代表になっていないことを意味する。したがって「山猫スト」が発生するのだ。今後は一般に、労働組合の育成を会社側が積極的に考えた方がよいかもしれない。

 午後は、エースコックベトナム社の浪江社長にお目にかかった。同社の高業績の経緯と現状が理解できた。学生にとって親しみのある会社であるから、質問も活発だった。ラーメンの試食もさせていただいて感謝である。ハノイでの貿易大学の学生交流では、ラーメンを寄贈いただいた。ラオスのボランティア活動でも毎回のご支援を賜っている。ここで改めてエースコック社に御礼を申し上げたい。

 その後、竹岡さんのご紹介で「サンフラワー」の久保園さんを訪問した。刺繍や漆塗りの専門店である。住所は、88 Truong Dinh。ニューワールドホテルの近くである。日本人の好みにあった作品が展示されており、久しぶりに「芸術の香り」がした。久保園さんは、元リコーベトナムの社長。今年で75歳になられる。温厚なお人柄は、だれもをなごませる。ますますお元気で活躍されることを祈りたい。このお店の作品の数々は、次の竹岡さんのHPを参照。http://www.tulip.sannet.ne.jp/t-takeoka/urusi.html

 以上、今回のベトナム訪問の予定はすべて終了した。ここで九州・大牟田市の山田弁護士から頂戴した秘蔵の「栄養ドリンク」を紹介しよう。朝鮮人参とプロポリスを混ぜた飲み物と、和歌山の梅干しだ。

 学生の活動を終えて緊張感が途絶え、疲労感が極度に大きくなっていた。その時に、これを飲んで食べて、移動の自動車の中で少し眠ったのだが、その後は急に元気になった。これは確かに、よく効く。全身がだるかったが、すっきりした感じになった。これで気持ちよく帰国できる。最後にホッとしてベトナム訪問を終える。

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