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2007年3月 2日 (金)

ベトナム経済講演会の開催:第2次投資ブームの到来

 3月2日(金)午後3時から4時30分まで、「中之島センタービル」で関西日越協会主催、関西経済連合会・大阪商工会議所共催の「ベトナム経済講演会」が開催された。私は「ベトナム経済の将来の展望;乗り遅れるな!経済成長の「大波」」というテーマでお話をさせていただいた。

 毎日新聞や日刊工業新聞で事前に広報されていたとはいえ、出席の登録人数が230名を超えた講演会は異例という主催者の感想であった。もちろん私の人気ではなく、ベトナム人気のためである。ただし講演後に、名刺交換で列ができたのは初めてだった。また特に若い人が多かったのにも驚いた。ベトナムに対して熱気を感じる講演会だった。

 すでに大阪市・IBPC(大阪国際経済振興センター)主催で昨年に講演した内容と重複した部分もあり、続けて出席していただいた方々には申し訳なかった。同じ人間が話すのだから、それはご容赦いただきたい。何回かの継続しての講演なら、また違った話をするのだが、なかなか同じテーマの講演は難しい。

 この講演で新しく強調したことは、これまでの合弁形態・100%外資という外国企業のベトナム進出形態に加えて、まずベトナム企業の未公開株式を取得し、その企業の上場支援という目的で業務提携や技術協力して、そして株式公開・上場時のキャピタルゲインを獲得するという第3の新しいベトナム進出がありうるということである。これは、あたかも日本の「ベンチャー投資ファンド」や「エンジェル投資ファンド」に相当する。こんなこともベトナムでできるのである。

 さらにベトナムで成功する気持ちが本当にあるなら、ベトナムやベトナム人と本気でつきあわなければならないことを指摘した。「中国プラスワン」やVRICs(ベトナム・ロシア・インド・中国)という「流行」に乗り遅れないという程度の「志し」であるなら、それをベトナム人は見抜くと強調した。ベトナムと共に成長していく姿勢が重要だ。ベトナムを単に通過していく企業と、ベトナムに根を張って活動しようとする企業を区別して、ベトナム人は日本企業や日本人を見ている。だれでもそうだが、通過するだけの人と真剣につきあわない。

 以上、これだけの多くの社会人の方々を前にしての熱気ある講演は、私も久しぶりだった。講演後の講師控え室では、共栄製鋼(株)の高島成光会長・CEOとお話しした。関西日越協会の会長である。現地法人「ビナキョウエイ社」の桜井社長にホーチミン市で私はお目にかかったことがあり、いろいろ話が弾んだ。ベトナムのおかげで講演会もできて、新しい出会いもある。ベトナムに感謝の気持ちを忘れて、今後の仕事はできないと確信した。

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