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2007年3月28日 (水)

ハノイで「ベトナム株式セミナー」の開催

 この日は、午前中にフランス病院に行かなければならないアクシデントがあった。お菓子・ケーキ店の鈴木さんに病院まで来ていただかなければ、この日午後の株式セミナーに影響したかもしれなかった。

Dsc09246  セミナーは150名ほどの参加者であったと思う。何よりも、ユナイテッドワールド証券の上級アナリストである豊島さんの講演が鮮烈であった。これまでベトナムに来たことがない豊島さんが、的確にベトナムを分析する。世界の金融アナリストの実力を見せつけられた。ベトナムの証券会社や大口個人投資家の出席もあり、翌日の株価がかなり変動したのではないか。

 私の講演は、日本で開催された「ベトナム株式投資セミナー」講演のベトナム版という内容であった。私は株価収益率が、ベトナムでは70倍と述べたが、先の豊島さんは50倍。さらにベトナム人に言わせれば、20倍とか30倍と言う。これらの相違は何かといえば、おそらく想像だが、上場株式と店頭株式を含めるか含めないかの理由であろう。

 豊島さんと私の指摘の共通点は、個人投資家の「マネーゲーム」が株価を引き上げており、その「バブル」の要因を除去することが、健全な株式市場の発展に寄与するということであった。事実、政府も、そのような規制強化の政策を考えているようだ。

 今後に調整局面があり、その後は「買い」というのが最も印象に残った豊島さんの指摘だった。他方、私は長期持続の買いだ。1950年代に100円未満だった日本の日経株価指数が1989年には4万円近くにまで成長。40年間で400倍。果たしてベトナムではどうか。

 さらに投資信託をベトナムに導入することを提案した。銀行預金の感覚で株式投資できる。株式投資に関心はあるが、マネーゲームのリスクも考慮する。こういった冷静なベトナム人も多数存在すると思われた。私の講演後には、どのようにして投資信託は買えますかという質問があった。もっともっとベトナム人投資家との情報交換ができれば、ベトナムの投資家の意識が理解できる。

 この間、ゼミ学生も講演を聴いてくれた。昨日に仲良くなったベトナム人学生も何人か出席したし、その後は、また自由行動だ。同世代の若者がいれば、すぐに外国にも慣れる。こういう体験を学生に私はしてほしかったのだ。

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