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2007年2月11日 (日)

ロータス社提供「ベトナム経済ニュース」(2):機関投資家の動向

 今日は、在大阪ベトナム総領事館が主催する「旧正月」の新年会である。東京では比較的公式的な集まりであったが、大阪は留学生の出席も多く、どちらかと言えば気楽な雰囲気であった。

 ベトナムの旧正月(今年は2月17日)は、ベトナム人にとって最大の楽しみ。約1週間の長期休暇があり、故郷に帰省し、家族・親族・友人との交流を深める。仕事が始まっても、新年会が連日のようにあり、正常な仕事の状態に戻るには1週間以上が必要だったりする。かつての日本も同じような状況ではなかったかと思う。これは私のハノイ滞在中の1999年の話。

 今では帰省しないで、家族で海外旅行に出かけたり、仕事のために短期間の休みにする会社も多いと言う。さて、「ロータス証券投資ファンド管理会社」からのニュースを紹介する。同社の場合、2月16日~21日が正月休暇である。

 2007年2月7日『ベトナム経済タイムズ』によると、SCIC(The State Capital Investment Corporation)が大株主として、2007年に20社の上場を支援する予定だ。
 SCICは、新投資法を展開したり、戦略パートナーなどのメンバー企業の再編成したりする。例えば、戦略パートナー募集、株式入札・新規株式引き受け、上場支援、国有株式の販売を進める。
 対象とする企業は、のPasific Airline、Bao Minh Insurance Corporation、Bao Minh Life-CMG、FPT、VINAMILK、Binh Minh Plastic Company、Thieu Nien Tien Phong Plastic Company などである。
 その他にSCICは、20社の金融機関および国際的な大手投資銀行との関係を作り上げてきた。

今後、続々と国有企業の株式会社化が進展し、その上場が期待される。そうしなければ、過大な外国投資資金が吸収できないからである。ここでのポイントは、いかに安く株式を購入するかということだ。いわゆるベトナム人の間での「インサイダー情報」によって一定の株式取得は可能であろう。しかし、それには限界があるのではないか。

国有企業と本格的に話し合って、その資金調達を投資ファンドが担当する。それだけでなく経営支援・生産支援・販売支援を戦略的なパートナー株主として実施する。このようなことができないのだろうか。これまで私が何度か訪問した国有企業や民間企業では、このような話し合いができるような気がする。

 『週刊ポスト』(2007年2月23日、pp.42ー45)によれば、ベトナムでは「上場ブーム」と紹介されている。しかし「フェイム・アセット・マネジメント社」が運用し、アイザワ証券が販売する暴騰率は3ヶ月間で7.8%、6ヶ月間で11.3%となっている。通常の株価が2倍~3倍になっているのに、この低利回りはいったいどういうことだろうか。

 おそらく、この投資ファンドの大部分の資金は現金で保有されていると思われる。上場株式が少なくて、投資したくても投資できない。また上場株式を無理に購入すれば、割高になり「バブル」を助長することになる。こういう状況での最善の投資戦略は、前述のような未公開株の取得であると思う。今後、こういったベトナム株式の運用戦略の相違が暴騰率に明確に現れる時代が来るだろう。

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