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2007年1月 1日 (月)

謹賀新年:気持ちを新たに夢の実現に向けて

 謹賀新年

 本年もよろしくお願い申し上げます。

 さて今日は、2年間に渡る問題の解答を発表。昨日の問題は、「アホな大学教授がホーチミン市のタンソンニャット空港で没収された「正月用品」は何か?」。その正解は(2)カニ(CUA)。以下、少し解説する。

 (1)の爆竹は、もちろん機内持ち込み厳禁。それにベトナム国内で販売自体が禁止。爆竹の使用は1995年1月から禁止された。テト(旧正月)で爆竹を使用して、毎年のように死者が出たり、また爆竹使用が浪費とみなされたからだ。その代わりに、テトの前には政府が花火を打ち上げて爆竹禁止に伴う国民の不満を解消している。私は1999年にテト前夜の花火をハノイのホアンキエム湖で見たが、まるで対空射撃のようなすさまじさだった。

 (3)のニュクマム(魚醤)は、ベトナム航空の国内線の持ち込みは禁止だが、国際線は問題ない。国内線が禁止になった理由は、あるベトナム人が国内線に持ち込んで、ニュクマムを機内にこぼしてしまった。その異臭のために、しばらく飛行機が使用不能になったからである。私は、ハノイからホーチミン市に移動するときに、ニュクマムの没収を経験した。しかし国際線は大丈夫だ。無事に日本に持ち帰っている。

 さて(2)のカニは、その機内持ち込み禁止の理由は、カニが死んで異臭を放つという理由だった。昨年30日の帰国直前に子持ちのカニ(CUA)を1キログラム=22万ドンで購入。3匹で2キログラム少しだった。通訳のTHAMさんは、少しでもカニを長生きさせようと、段ボールの箱を買ってくれて、ご丁寧にも箱に穴まで空けてくれた。このカニを「湯がく」ためには、ビール1本を使うとよいそうである。

 出国検査を通過するまでは持ち込めたが、機内案内後の最終の手荷物検査で引っかかった。女性の検査官が「見せてみろ」と言うので、箱を空けて私は「ほら見て元気でしょう」と応じた。その後の会話が楽しかったので、私は素直に従った。検査官「カニは死んでる」。私「イヤ、元気だ」。検査官「あなたは元気だが、カニは元気でない」。私「私もカニも元気だ」。登場時間も迫っていたので、ここで粘ることはヤメにした。最後は「シン・モイアン」(どうぞ食べてください)と言ってチケット入り口に向かった。検査官の顔は嬉しそうに見えた。

 この事件の疑問は次の5点だ。(1)カニが本当に元気なら持ち出しできたのか。(2)手荷物でなく荷物を預けたら持ち出しできるのか。(3)生きてるカニでなくて、湯がいた後の調理ガニなら持ち出しできるのか。(4)カニを冷凍すれば大丈夫なのか。(5)持ち出せたとしても関西空港で持ち込みできるのか。

 このカニは、日本人も大歓迎すると思う。肉も豊富だし、特に子持ちカニの卵は珍味だ。ベトナムでも貴重だから、上記のように値段も高い。日本で本格的に販売できないか? 「顧客の不便や不都合を解消する」。「顧客のニーズを満足させる」。これらは、新しい商品やサービスを考えるための初歩だ。いつも学生に教えていることだ。少なくとも私には、子持ちカニを日本でも食べてみたいという強いニーズがある。ビジネスになるかもしれない。

 今年は、設立されたばかりのベトナム株式投資の「ロータス投資管理会社」を軌道に乗せる夢もあるが、以上のカニを日本で食べるという夢も実現したい。このお正月に簡単にベトナムカニを食べていたら、それで終わりだ。夢は生まれない。困難や障害があるからこそ、それを乗り越えた先に夢が見えてくる。人生に夢があれば、それは楽しい。夢がなくなったら、次の夢を作ればよい。夢のある人生。これって幸福だと思う。

 今夜は初夢の日だが、もう以上のように夢を見たので、ゆっくり休むことにしたい。本年の皆さまの夢の実現を心から祈念申し上げたいと思います。

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