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2006年11月 4日 (土)

「第3回ベトナム日本学生学術交流集会」が神戸大学で開催:ベトナム人の優秀性を実感した

 神戸大学六甲台キャンパスで「第3回ベトナム日本学生学術交流集会(VJSE KOBE 2006)」が開催された。今日が研究報告。明日が視察旅行という日程。Dsc08909_1 全国からベトナム人留学生が150名以上集まり、それに日本人が加わり総数200名の大規模な研究集会であった。

 神戸大学大学院国際協力研究科博士課程2回生のヒエップ氏が組織委員長となり、神戸のベトナム人留学生協会が準備を担当。寄付金の募集活動から、予稿集の刊行、会場の設営など大変な努力であったと思う。このような研究集会を開催できる留学生が、ベトナム人以外にあるのだろうか。その努力・熱意・活力・組織力などは敬服に値する。さすがにベトナム人である。

 私は、最後の報告部会(ベトナムのビジネス環境)の司会を午後7時30分まで担当した。それぞれの留学生の報告は高水準。また英語力にも関心させられた。日本語に加えて英語もできるベトナム人。この評価は間違いない。

 昼食パーティーでは、「デパ地下お総菜」で有名な(株)ロックフィールド提供の「生春巻き」や「牡蠣フライ」が美味しかった。社長室長の中野さんに久しぶりにお目にかかった。また、私の拙著を共創した(株)ブレインワークス近藤社長は本集会のためにご寄付されており、やはり久しぶりにお話することができた。日本ベトナム友好協会兵庫県連合会の中村事務局長もお越しになった。

 この昼食パーティ、普通はビールが出ても不思議でない雰囲気だったが、ソフトドリンクのみ。ベトナムでのパーティーなら飲めるのにと思った。この理由は、私がベトナム人だからか、または中年オヤジだからか、その両方だからであろうか。

 研究面では、神戸大学副学長を始めとして大阪大学副学長・京都大学教授など多数出席し、留学生の研究を助言していた。いつもお世話になっている在大阪総領事館フォン総領事も最初に挨拶を述べられ、その後にお話しすることができた。

 私にとって10数年ぶりの母校訪問である。写真の102教室に着席したのは、学生時代以来である。占部教授の経営管理論、二木教授の証券市場論は、この教室で受講した。当時は冷房設備がなかったが、今や当然のように設置されている。

 分科会の208教室では、吉原講師の外書購読を受講した。いや209教室だったか? 机や椅子は木製からスティール製に代わったが、フローリングのワックスの臭いは昔のままのような気がした。この同じ教室で、ベトナム人留学生が集まり、英語で討論する。信じられない夢のような感覚だ。

 私の大学院生時代の1979年に中越紛争があり、修士論文の執筆で多忙であったにもかかわらず、博士課程に在籍していたベトナム人留学生のカン氏(石井教授の金融論専攻)が呼びかけた抗議集会に出席。経済学部の則武教授も挨拶された。今から思えば、この当時から私はベトナムに縁があった。こんなことを今日は実感できた。

 日本全国にベトナム人留学生は2千人を超えている。今日は、東京大学を始めとする理工系の学生とも話すことができたが、彼らは日本企業にとって垂涎の人材であろう。ますますのベトナム人留学生の活躍を期待したい。それに刺激を受けて活性化する日本人学生。まさに国家間の関係と同じではないか?

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