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2006年11月12日 (日)

韓日合作映画「力道山」を見た:いくつかの印象と感想

 昨日、CATVのオンデマンド放送で映画「力道山」を見た。日本と韓国の合作。2006年3月に公開。以下、その印象を列挙する。

 1.プロレスラーである力道山を演じた韓国人俳優・ソル・ギョングの日本語に驚いた。彼は、韓国人・朝鮮人に特有のアクセントをもった日本語をかなり克服し、日本語らしい日本語を話していた。これはさすがにプロだ。

 2.英雄・力道山の悲しみを表現した映画だ。私が子どもの頃、力道山とフレッド=ブラッシー、力道山とデストロイヤーの試合は今でも記憶に残っている。それにルー=テーズも印象深い(ただし、私の記憶は国際プロレスのテーズだ)。私の母もプロレスのファンだった。確か当時、プロレスとディズニー番組とが隔週で放映されていたように思う。英雄であった力道山しか知らない人々に、力道山の真実(真実に近い解釈)を知らせる映画だ。

 3.在日の韓国人・朝鮮人に対する日本人の差別と偏見が理解できる。それを避けるように、力道山自身も韓国人・朝鮮人であることを隠そうとする。この気持ちも切ない。日本人の偏狭さを改めて告発している。相撲界の上下関係は厳しいが、それに加えての民族差別がある。日本人として辛い映画だ。その力道山を利用する日本人そして英雄視する一般国民。このように日本人は不思議だ。

 4.力道山が米国から帰国する飛行機内でサインを求める客室乗務員の女性がいる。私は、この女性と結婚し、中谷美紀が演じる恋人は捨てられるという展開を予想した。この方が実話に近いと思われたからだ。しかし実際の映画は、中谷美紀との愛情が継続した。この飛行機の場面の意味が不明確だと思う。

 5.プロレス場面は迫力があった。ただし、ハロルド坂田が力道山に「コブラツイスト」の技をかけていたが、当時この技はプロレスに導入されていなかったのではないか。この技は、アントニオ猪木の得意技として売り出されたように記憶している。

 6.力道山の歴史を見ていると、次は、ジャイアント馬場の映画を見たくなる。私の世代は、ジャイアント馬場の記憶が鮮明だ。特に、ディック=ザ=ブルーザーとクラッシャー=リソワスキー、これに対してジャイアント馬場とアントニオ猪木のタッグ戦は凄かった。「鉄の爪」フィッツ=フォン=エリックも懐かしい。彼の息子達もプロレスラーになったが、今はどうしているのか? ジン=キニスキーはNWA王者として風格があった。「人間発電所」と言われたブルーノ=サンマルチノはドラム缶を抱え潰した。あの華麗なミル=マスカラスはどうなったんだろう? プロレスは我が青春だ。

 7.このような韓国と日本の合作映画が増えればよい。文化交流は重要だ。私に巨額の映画予算があれば、豊臣秀吉と李瞬臣を登場させた歴史スペクタクルを企画したい。韓日のオールスター総出演だ。なお伊藤博文と安重根については、すでに「ロストメモリーズ」を始め、韓国内で複数取り上げられている題材である。そのほかに両国の歴史を題材にした合作映画は、両国の相互理解に貢献すると思われる。

 力道山の気迫・気力・根性・意欲などなど。リングの上の力道山の裏面を見せてくれた映画であった。テレビの力道山を知る人にとっては、より以上に印象深い映画だろう。母が見たら、何と言っただろう。

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