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2006年10月20日 (金)

大阪市・(財)大阪国際経済振興センター主催「ベトナム最新事情セミナー」で講演する

 午後2時から(財)大阪国際経済振興センターが主催する「ベトナム最新事情セミナー」が大阪キャッスルホテルで開催された。参加者は100名。なかなかの盛況である。

 私は、(株)一(いち)コーポレーション営業部長・錦富一氏に次いで「WTO加盟で飛躍するベトナム:希望と緊張の企業経営」というテーマで講演した。

 ベトナムのWTO加盟は次の手順で進められる。先週10月13日にジュネーブで加盟の基本合意に達した。その後に細部が決定され、11月7日に常任理事会で加盟が承認。11月17日にベトナム国会で批准され、その批准書がWTOに送付される。その30日後に150番目の正式加盟国となる。この予定であれば、年末に正式加盟ということになるのかもしれない。いずれにせよ、新年から約束条項の実施が開始される。

 WTO加盟交渉が始まって11年。ようやくの加盟である。「ドイモイ」開始20周年。新内閣の成立。WTO加盟。そして11月15日からのAPEC(アジア太平洋経済協力)閣僚会議のハノイ主催。本年は、ベトナムの歴史の中でも大きな「一里塚」とみなされる。

 ただし私の講演では、このWTO加盟が、戦後日本のGHQやアジア通貨危機後の韓国のIMFのような役割になるかもしれないと指摘した。これほどにWTO加盟は、ベトナムの経済・社会の変革に大きな影響を与えることは間違いない。ただしGHQやIMFと違って、国家の自主権や主体性までをベトナムが喪失したわけではない。政府の舵取りが重要だ。

 以上のような問題提起で講演を始めた。最近は、ベトナム講演や講義の依頼が多くなっている。今月は22日、30日と続き、11月は4回の予定である。

 こういう場合、ベトナムに関する話題のポケットを多数もっていて、その中から参加者に合わせた材料を取り出さなければならない。同じ人が複数の講演に出席しても、その度毎に新しい情報を提供したいと思う。これが難しい。

 ただし通常のビジネスの助言では、私がベトナム人になったつもりで考える。このようにしておけば、たとえ材料は少なくても、どのような質問にも臨機応変に柔軟に回答できる。このブログで、「30%ベトナム人」とか「60%ベトナム人」になることが必要だという主張は、このような意味である。

 なお、その後の懇親会で旧知の皆さんや、新しい人々との出会いがあった。こういった人々に支えられていると思うと、ますますベトナムで頑張ろうという気になってしまう。要するに私は、お調子者なのである。

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