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2006年9月19日 (火)

タイでクーデター勃発:ラオス滞在中の学生の対応は?

 タイで軍事クーデターが勃発というニュースが、9月20日付け朝刊の第1面である。

 すでにタイ南部やバンコク市内でテロ事件が発生し、タイは安全という気持ちを以前から私はもっていなかった。先日のベトナム株式投資セミナーでは、タイに比べてベトナムは「政治的に安定している」と指摘したばかりだ。その後のアジア経営学会では、タイのタクシン首相は華人であるから、国民の反感も大きいという指摘もあった。

 現在、ラオス清掃ボランティア活動の女子学生が7名、ビエンチャンに滞在中。帰国はバンコク経由であるから、バンコクの争乱は今後の予定に影響を受ける。

 こうような緊急事態の場合、冷静に情報収集し、日本に最も安全に帰る手段を考える。好奇心(=せっかくだから見てみよう)や楽観論(=まあ何とかなるだろう)は禁物だ。

 学生に対する国際電話の要点は次の3点だ。①ラオスの日本大使館の指示に従う。☆こういったことに対応するためにも大使館訪問の日程を組んでいる。②タイ航空が運休の場合、ベトナム航空を利用した別途の帰国ルートを考える。☆学生はクレジットカードを持っているので航空券の購入は可能である。③帰国時にタイ市内に出ない。☆空港から出る場合、交通の混乱が予想される。乗り継ぎが短時間なら空港で待機。

 こういった対応で安心だろう。外国で精神的にパニックになる事例がある。錯乱状態である。緊張や疲労が重なるためである。パニックを防ぐためには行動の予定を確定しておく。何があっても、それなりに対応できることを示しておくことが重要だ。それで気持ちも落ち着く。

 これは企業経営におけるリスク管理と同じだ。たとえば最悪の場合、自宅を売却すれば、借入金は返済できる。これは確かに大変な事態だが、持ち家に執着しなければ、特に大きな問題ではない。そうなればベトナムに移住して好都合というくらいのことを私は考えている。

 外務省のホームページで海外危険情報を見れば、バンコクは「十分に注意」のままだ。クーデターが起こっても、それ以前のテロ事件と同様に変化がない。これは、情報を更新しないという怠慢ではなく、「冷静な対応」とも言える。未確認で誤った情報を公開すると、かえって混乱を生む。拙速である。

 今回の場合、ラオスの平穏な社会・自然環境が救いだ。学生が不安に駆られてパニックになることは考えられない。さらに大学を1年間休学して一人で世界旅行した小川さんがメンバーに含まれている。彼女が中近東付近で荷物の盗難に合ったという経験は、パニック耐久性を高めている。無事の帰国を願う。

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