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2006年9月 8日 (金)

東京からベトナムを考える:キャリア探検隊イン東京

 今、東京・大井町である。流通科学大学が今年から始めた「キャリア探検隊イン東京」の学生36名を引率するためである。私の担当はファッション業界。7日は(株)ミズノ、原宿の表参道を見学、8日は鳥沢久美子トータルカラーコーディネート事務所、伊勢丹、(株)ルックを訪問した。

 ベトナムからの勢いで来ているから、その調子は持続していて、少しでも時間が自由になると人に会おうと考える。この東京滞在中に何人かの人とお目にかかる予定である。明日からは、10日のユナイテッドワールド証券のベトナム株式投資セミナーの準備でホテルを移動する。

 (株)ルックでは、高級婦人服の展示会に参加させていただいた。アジアでの縫製工場を訪問したばかりの観点から言えば、学生にも華やかな商品だけでなく、その生産現場も見学してほしいという気持ちになる。原材料・生産・製品・商品になるまでの過程を見聞することから、新たな認識が生まれるかもしれない。

 アジアにおける縫製業を考えるとき、WTO加盟後のベトナムの活況は確実であろう。これまでのEUに加えて米国輸出が増加すると予想されるからである。私の印象では、フル生産状態になるような気がする。こういう状況下で日本企業の注文が入る余地があるのかが懸念される。優良な縫製工場ほど仕事が多いのは当然だ。

 このように考えると、今日の経営環境に適応するためには意思決定と行動にスピードが要求されることが、ますます強調されてよい。その反対に「慎重」な意思決定をして、その結果が「バブル経済」の発生と崩壊ではなかったのか。つまり、この「慎重」とは、横並びの「意思決定」不在の状況だったのである。同業他社の様子を見ながら、自分からは主体的に行動しない。一見、慎重のように思えるが、これは他者に依存しているだけである。

 あるベトナム企業は訪問後に早速メールが来て、「お客さんを紹介してくれてありがとう」と礼状があった。ベトナム初のコンビニチェーンのG7マートは、ホーチミンで副社長に会えば、その後にハノイで社長が面会を求めてきた。このスピードは、WTO加盟を控えたベトナム企業で加速されている。アジアビジネスの発展スピードに対処するためには、日本企業もスピードが求められる。

 東京に驚く学生を見ながら、もっともっと視野を広げて世界を見てほしいと思った。

 

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