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2006年9月12日 (火)

ベトナム投資ファンドの特徴:経済成長を反映したファンド創設に期待

 9月10日(日)のユナイテッドワールド証券主催の「株式投資セミナー」の様子は、次のホームページで録画放映されている。http://www.uwg.co.jp/ ご関心の方は参照していただきたい。ただし、この講演内容について「校正」していない。私の誤解や説明不足がある。関係の方々にご容赦を賜りたい。連続した講義では次回に訂正もできるが、1回限りの講演はそれができない。ただ恥じ入るばかりである。

 ユナイテッドワールド証券は、インドチャイナキャピタルという投資運用会社に投資を委託しており、最近の投資対象は「エビの加工会社」。従業員持ち株会からの取得を交渉中ということであった。他方、ハノイの消息筋によれば、先日に紹介した石油技術サービスや火力発電所など国営企業の未上場株式の売買やIPO株の取得が話題となり、エビの話など念頭にない。

 このことを直感的に言えば、株式公開や店頭市場の売買情報について地域的な特徴がある。国営企業についてはハノイ。民間企業についてはホーチミン市という区分である。

 これから多数の国営企業が株式会社に転換し、さらに株式が公開され、さらに株式が上場する。このような場合、国営企業を管理するのはハノイの省庁であるから、そういった株式情報の入手はハノイが有利ではないか。また上場市場の所在地はホーチミン市であるが、店頭市場はハノイであるから、IPO株の取得はハノイが有利。

 もっとも、各地方の人民委員会が所有する企業が株式公開する場合は、ハノイが有利というわけではない。ただし株式市場を統括する国家証券委員会がハノイにある限り、証券情報はハノイということになる。

 以上は情報入手の容易さについての話であり、どちらの投資効率が高いかという話とは異なる。上記の「エビの加工会社」と「火力発電所」のいずれが儲かるか。その回答は困難だ。私見では、どちらも魅力的だ。資金があれば、両方を買いたい。

 このような地域的な情報の相違や偏在が発生するのは、ベトナム株式市場の情報公開制度が未整備だからである。現状は、いわゆるインサイダー情報に依存している。投資家に公平・迅速に情報を伝えることが市場メカニズムが機能するための基本である。それができていないので、ベトナム株式投資はリスクが高いと考えるか、それだからこそ好機と考えるか。おそらくベトナムでも近い将来、インサイダー取引規制が施行され、罰則も規定される。だから安心なのか。だから面白くないのか。このような問題には、投資家というよりも、その人の人生感に依存する内容が含まれている。

 昨日に紹介したゴールドマンサックス証券のN-11の資料によれば、2005年のGDPを1とすれば、2015年にベトナムは3~4となっており、11カ国中で最高。このように考えれば、ベトナム経済成長の全体を買えるような投資ファンドの発売が望まれる。10年間で投資金額が3~4倍。ベトナム株式投資は、やはり魅力的である。

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