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2006年9月14日 (木)

ベトナム流コンビニの展開:日本の経験の何が参考になるか?

 ベトナムの全国規模のコンビニチェーン・G7マートについては、すでに『Daily Times』10月号や『日越経済交流ニュース』9月号で紹介した。「09-2006.rtf」をダウンロード を参照。その基礎になる情報は、本ブログで最初に発信した。

 帰国後、『日経ビジネス』特集記事(2006年9月4日号)「コンビニ、世界を駆ける!セブンイレブンはトヨタになれるか」を入手した。これはG7マートの今後の展開にとって大いに参考になる。そのキーワードは、「海外で成功のカギはローカルにあり」という鈴木敏文氏の指摘だろう。これを簡単に言えば、日本には日本流、ベトナムにはベトナム流のコンビニがあってよいということだ。

 このことを頭で理解していても、たとえば日本の専門家がベトナムに行ってコンビニを指導するとなると、日本との相違ばかりが目についてしまう。「日本ではーーー」という説教が始まる。そこで中国や台湾のコンビニを展開した経験をもった専門家を起用する。そこでも最悪の場合は、先の例と同様に「中国ではーーー」「台湾ではーーー」と自らの経験談が始まる。

 ベトナムG7マート側は日本・中国・台湾のコンビニについて詳しくなったが、それではベトナムでどうするのか。結局、その回答は自分で考えなければならない。しかし、自分で考える時間が十分にないのがG7マートの現状だ。すでに500店舗の加盟店を持ち、それらの加盟店はG7マートに売り上げ上昇や経営ノウハウの提供を期待している。さらにWTO加盟後の巨大流通資本のベトナム進出も予想される。それに対応する体制を一刻も早く整備しなければならない。

 以上、「ベトナム流コンビニ経営」を確立するために試行錯誤している時間の余裕がない。時間とコストを最も効率化した迅速な改善策が必要だ。その要点は、収益性と生産性の向上をベトナム流に進める手順を明示化することである。日本は、コンビニ経営のノウハウが集積している。その中からベトナムで活用できる内容を抽出・編集する。それをベトナム人のスーパーバイザーに教育する。

 この「編集者」として、これから半年間ほど仕事してみようと思う。ベトナム国内小売店を維持・発展させるという目的があるからこそ、ベトナム政府はG7マートの支援を約束している。ベトナムのおかげで仕事している私が、ベトナムのために仕事するのは当然だ。さらに現在、G7マートの資金調達は円滑である。しかし将来の資金需要の増大は必至である。株式市場に上場することも予想される。投資ファンドとしての仕事にも結びつく。今、ベトナムビジネスが熱い。

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