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2006年8月25日 (金)

ベトナム人と日本人:100%ベトナム人の視点をもつことの意義

 今日は、さすがに予定を入れないようにした。働きすぎると倒れてしまう。それでも会いたい人が多数いる。

 午前中にハウさんとITビジネスの話。午後は、昨夜会ったG7マートのヴゥ社長と再び面会。書籍15㎏を日本の自宅に発送。これはホテルまで取りに来てもらった。今から夕食を藤井さん(前松下電器、現カトーレック=ベトナム社長)とご一緒する。明日は、完全休養と思っていたが、朝からベトナム経済新聞社のラムさん、ジャーナリストの鈴木さんと会う。それからPOEMEの鈴木さんとドーソンに海水浴。ハノイに戻って日越経済交流センター・ハノイ駐在代表のソンさんと夕食。

 明日は、おそらくブログを書く時間がない。明後日、早朝にはハノイからビエンチャンに移動である。ビエンチャンにも仕事が待っている。

 今回、ホーチミン市で私は30%ベトナム人と言われた。ハノイでも60%ベトナム人と言われた。ベトナムに関わる人間にとって、これは喜ばしいことである。この「ベトナム人」という意味は、ベトナム語が上手とかいう意味ではなくて、ベトナム人の感覚・気持ちが理解できて、そのように行動しているということだろう。

 日本人とベトナム人は、米国人とベトナム人と違う。日本人が100%ベトナム人になれても、やはり米国人は米国人。100%ベトナム人になれない。こんな話を上記のハウさんとした。ハウさんは拙著で紹介したので説明は省略。現在、イスラエルとのITプロジェクトの責任者である。

 私の拙著では「ベトナム人は関西人に似ている」ということを三井物産の駐在員だった樋口さんの著書を引用して説明した。確かに、日本人は100%ベトナム人になれる可能性はあるが、それには努力が必要だ。現代の日本人がベトナムに来て、そのまま100%ベトナム人になれるはずがない。それよりも米国人で努力する人が、99%ベトナム人になれる可能性はあると思う。

 日本人とベトナム人、日本人と米国人、ベトナム人と米国人。これらの相違は何だろうか。どのようにして、その相違を埋めることができるのだろうか。また、そもそも埋める必要があるのだろうか。いろいろ考えさせられる。解答が即座に出ない問題を考えることは、無意味という考え方もある。しかし、これからはそう言った問題の追究が必要になる。

 それは特に、流通外資企業にとって不可欠である。日本でもカルフールが撤退した。ウォルマートが苦戦している。日本人の消費者意識の理解が必要。日本の流通システムの慣行が障害。いろいろな指摘がなされてきた。いずれにしても、外国人の日本人や日本に対する理解が不足しているという理由が語られる。これと同じことが、いよいよベトナムでも起こる。流通外資企業が参入して、果たしてベトナムで成功するのか。ベトナム人の心理を掴むことができるのか。

 WTO加盟後、ベトナムは大きな変革が待ち受けている。それにベトナム人はどう反応するのか。どのように変化を受け入れるのか。新しいもの好きのベトナム人は、意外と伝統を捨ててしまうのかもしれない。他方、それを守ろうという人々もいるだろう。ベトナム共産党や政府は、その変化にどのように対応し、どのように国民を導こうとするのか。これまでの漸次的な改革路線が、WTO加盟後は通用しなくなるのではないか。これらの国民心理に関する多数の問題を検討することが、今後のベトナム経済や企業経営を考えるポイントになるだろう。

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