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2006年8月 7日 (月)

ホーチミン市の初日:めちゃ忙しい

 朝9時にJETROの吉岡所長にお目にかかった。前任の中野所長にも大変お世話になったが、2カ月前に交代されて、新任の吉岡所長から最近の不動産ブームのお話など、具体的な情報を頂戴した。JETROホーチミン市の来訪客は年間で400名を超えるそうである。これは世界のJETROの中でも最多に属する数字である。しかも、この数値には、私のようなゲリラ的に訪問する日本人は含まないそうであるから、さらに実数は増える。このことからも、第2次ベトナム投資ブームを実感できる。

 その後、JVCC(日本ベトナム協力センター)の伊坂所長を訪問した。JVCCは、ベトナムにはホーチミン市とハノイの2ヶ所あり、いずれも貿易大学の敷地内に位置する。日本とベトナムの交流活動の拠点としてJICAの支援で設立された。具体的には、日本語とビジネスをベトナム人に教育している。また、かなり充実した日本語の文献を備えた図書館があり、その中には、留学生向けに日本の大学情報も多数含まれている。伊坂所長には、同センターで研修を受けたベトナム企業の中から縫製企業をご紹介いただいた。

 今回の私の研究目的が、WTO加盟の影響と対応を企業レベルで調査し、その結果をベトナムとラオスとカンボジアで比較することである。ベトナムは多様な産業を有するが、ラオスやカンボジアは縫製産業が唯一の有力産業である。この意味で、縫製産業に焦点を当てることにしたのである。伊坂所長のご尽力に感謝を申し上げたい。

 午後からは、「G7マート」2店舗を訪問。女性店員や店舗オーナーにインタビューした。このG7マートは、本年7月11日に全国一斉に500店舗をオープンさせたコンビニエンスストアである。このコンビニについては、このブログでも紹介しているし、私の著書でも説明している。ベトナムで大成功したチェーン店チュン=グエン=コヒーの多角化戦略の一環である。このG7マートについては昨日の夜のHTV(ホーチミンテレビ)でもニュースで紹介されていたし、偶然にも、ベトナム経済新聞の記者が取材に来ていた。私にもコメントを求められたので、日本のコンビニと違って、冷凍冷蔵食品が少ないことや、日用雑貨のないことを指摘した。まだまだ品揃えが十分でない。このG7マートについては、別の機会により詳細に報告したいと思う。

 さらに夕方5時30分から8時近くまで、G7マート本社のタオ副社長とシンガポールに留学したことがあるクアン社長補佐にインタビューした。これはインタビューというよりも会議であった。相互に意見交換し、私からの助言も多数求められた。

 ホテルに帰ってグッタリであるが、元気を振り絞って、ブログを書いている。以上の訪問には、ちょうど帰国中の流通科学大学大学院のルアン=キム=フンさんに通訳をしてもらった。彼女は、ベトナム企業における5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)の導入実態や問題点を修士論文にまとめるために、いくつかのベトナム企業を調査している。今後、私と一緒に調査をすることになった。彼女がいなければ、これだけの過密な調査は不可能である。

 明日は、海外ベトナム人(越僑)協会を訪問し、その投資状況をインタビューする。その後に、ビンズン省を訪問する予定である。ビンズン省では、ベトナム共産党青年同盟書記のディエップ氏に再会することが楽しみだ。彼は、4年前にJICAの支援で研修生として日本を訪問しており、私の自宅に2泊3日のホームステイをした。その後に私が、ビンズン省の工業団地に入居しているリンナイの工場を訪問した機会に、ほんの10分程度、同社の工場前で再開した。今回は、それ以来である。彼は、英語が十分ではなく、私はベトナム語が十分ではない。それでもコミュニケーションできていたが、明日は、フンさんが通訳してくれるので、ゆっくりと話ができる。彼は、私のことを覚えていてくれて、ぜひ会いたいと言ってくれた。こういう再会は感激である。

 なお今日の昼食は、日本料理店「どらえもんかか」ですませた。ホーチミン市に15年間お住まいの細井康久さんが経営されており、日本で坂東あけみさんから、細井さんを紹介していただいた。細井さんは、さすがにホーチミン市のことは何でもご存知である。その気さくな性格は、店の中でお客がお互いに話ができるような雰囲気を作り出す。こういう店はめずらしい。

 なお坂東さんが事務局長となり、大阪大学大学院とベンチェ省人民委員会が主催する「第5回国際母子健康手帳シンポジュウム」の開催については、JETRO吉岡所長のご紹介で、ホーチミン日本商工会事務局の諏訪さんに相談することになった。私は、このシンポジュウム開催の顧問をしているので、何とか現地の日系企業からのご寄付やご協力を賜ればと思う。諏訪さんは本日はご不在であったから、近日中にお目にかかりたいと思っている。

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