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2006年8月29日 (火)

ラオスWTO加盟交渉担当者と面会:すごい人材がいる

 日本大使館・フォード自動車販売会社・商業省を訪問した。それぞれの面会では大きな収穫があって、充実した日であった。もう少し時間があれば、縫製企業を訪問できるのだが、なかなか限られた日程では難しいようだ。ラオスでは、カンボジアほど官公庁の力は強くない。カンボジアでは商業省の公式の紹介状があれば、かなりの影響力であるが、ラオスはそうはいかないようだ。

Dsc08516  在ラオス日本大使館は増築工事中。ハザマが施工。書記官の小野寺さんに親切に対応していただいた。フォードは、ラオスでも着実にシェアを伸ばしている。しかしトヨタのブランド力は圧倒的である。そこで「フォードのトラックを買えば、ホンダのバイクが付いてくる」という販売促進をしている。これは、おそらく10%程度の値引きに相当する。ホンダのバイクが欲しいから、それならフォードに決めようというラオス人がいるということだ。

 フォード自動車は、ラオスの自然環境保護について助成金を給付しており、年間総額2万ドルの予算がある。われわれの「ラオス清掃ボランティア活動」も申請予定である。担当のラオス人はマーケティングアシスタントという肩書きで、好意的に対応してもらった。

 商業省では、日本でお目にかかったキエムさんに連絡し、その上司を紹介するということで、ビラボンさんに話を聞いた。キエムさんは外務省経済局の勤務だと記憶していたが、最近に商業省に移籍した。驚いたことに、上司のビラボンさんは、まだ独身の30歳前半の好青年である。最初、私は助手かと思ったほどだ。オーストラリアで勉強して、ジュネーブでのWTO交渉の最前線で働いているという。肩書きは、Acting Director, Foreign Trade Dept. 両者を見ていると、年配のキエムさんをビラバンさんは立てながら、かつキエムさんもビラバンさんを尊重している雰囲気だ。流ちょうな英語と明確な論旨での話は、なるほどこれなら世界とも交渉できると想像できるほどの人物である。ラオスに人材は確実に育っている。

 WTO加盟には一般的な意義があるが、特に米国との経済関係の改善が期待できるという。日本やEUを含む先進国の中で米国だけがGSP(特恵関税制度)をラオスに適用していない。2010年にWTO加盟という噂が流れたが、それは「moving target 」という説明。なるほどと思う。現在ラオスは、WTO加盟に向けて「統合枠組み」を作成中であり、そのために各省庁が必要リストを作成しているそうである。

 ベトナム人に比べてラオス人はのんびりしていると言われるが、ラオスにもビラバンさんのような優秀な人材が育っていると感じた。また前述のように、年齢に関係のない人材抜擢と、それを容認する風土がラオスにあるとすれば、それはラオスにとって優位性になる。ベトナムとラオスは同じ東南アジアの国であるが、ベトナムは儒教の影響を依然として受けている。これに対してラオスには、そのようなこだわりがないのかもしれない。これは仮説であって、もう少し検討する必要がある。 

 

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