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2006年8月17日 (木)

プノンペンで何を食べているか:ビールが主食?

 昨日の午後は、Pak Shon Knitting Factoryを訪問。まだ30歳代のチャマディさんに対応していただいた。出荷課長といった役職。この会社は香港のオーナーの会社で、もうひとつの工場をもっている。製品の60%がドイツ向けで、次にスペイン20%、イギリス10%、米国5%、フランス5%と続く。

 WTO加盟後に米国のクウォータ(輸出割り当て)が解消され、20%程度あった輸出が5%に激減した。その代わりにEU向けが伸びた。対EU輸出が対米国輸出に代替することは、ベトナムのキャットフィッシュ(ナマズ)の切り身にも言える。米国が、ベトナムからの輸入価格をダンピングとみなして高関税を付与したが、逆にEU向けの輸出が伸びて業界は好調。他方、ベトナムの縫製企業は、WTO加盟後に、やはり米国のクウォータが廃止されるので、より対米国輸出が伸びると期待している。このように、WTO加盟によって自由競争となり、勝ち残る国と負ける国がある。このことは国を企業に代えても同様である。

 カンボジア縫製企業にとって最大のライバルはベトナムであり、カンボジアでもベトナム人労働力の優秀性が認識されている。ただし労働組合問題が今後、ベトナムで発生しない保証はない。そういった問題をカンボジアは経験済みであり、その対応やノウハウも持っている。上記の会社も労使関係は円滑である。ILO(国際労働機構)の規定を遵守しているとチェマディさんは強調していた。果たしてベトナム企業は、ILO規定に対して大丈夫なのか?またカンボジアの投資優遇策は、かなり有利と聞かされた。銀行の口座開設や送金についても自由度は高い。この指摘を確認する必要がある。

 以上は仕事の話。さて次は、食べる話である。

 ベトナムでは、知人などと一緒に食事することが多くなると、どうしても食べる量が増える。昼食と夕食の連続といったことがある。料理が美味しいから「もったいない」と思ってしまって、ついつい食べてしまう。

 今回のベトナムでも、いつものチョロンの海鮮料理店で、子持ちのクア(CUA)を食べた。このクアとワタリガニは別物であると、このブログで三洋電機ベトナム元社長竹岡さんから、ご指摘があった。今の時期でも生きている「子持ちカニ」が食べられるのは、冷水で飼育しているからである。

 それでDsc07933はプノンペンで何を食べているか。一人でいるときに私は食事に無頓着である。面倒なことが嫌いという性格もあるが、一人で美味しいものを食べても楽しくない。写真 は、近くの中華料理店街の中の1軒である。チャーハンと餃子とビール。これを全部食べたわけではない。いくら「もったいない」と思っても、客観的に考えて無理なことは無理ということもある。

 驚くべきはその値段である。だいたい1皿が1ドル~2ドル。これで確か4ドル払った。味はともかく、安いというのは嬉しい。カンボジアには中国人が多数住んでおり、このような中華街が繁盛している。上記の訪問企業でも、生産ラインの責任者は中国人ということであった。

 朝食は、ホテルでビュッフェ形式の洋食。昼食は、めんどくさいのでビール。かつて阪神淡路大震災の時、ビールは最良のサバイバル食であると聞いた。水分もカロリーも十分で、ビールを飲めば生存可能。このビール、カンボジアでは「アンコール」がよい。またラオスから「ビアラオ」が輸入されているので、それも飲んでいる。値段は同じである。水の代わり、主食の代わりに飲む。飲みやすいビールが一番だ。

 数年前のカンボジア訪問では、ご専門がタイ経済の同志社大学・上田教授(偶然に同姓)と「ツバメの唐揚げ」を食べた。トンレサップ川沿いの有名レストラン。パリパリとした食感でビールと一緒に食べて美味しかった。今度、高橋教授が来られたら何を食べるか。ひとりでなく、ふたりになれば、食べることに意欲と元気が出る。カンボジア料理に挑戦したい。

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