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2006年7月28日 (金)

最近の少し不愉快なこと:マスコミの影響力

 昨日、大学の私宛に匿名の手紙が届いた。7月15日早朝に放送された私が担当したNHKラジオ「新聞を読んで」に関するご意見であった。

 「ご意見」と言うよりも「ご批判」である。その要点は次の2点であった。①大学教授がアルバイトして放送出演していてもいいのか。②大学1年生に新聞を読んで要約させるといった教育はレベルが低すぎるのではないか。この批判について回答することはできるが、それはここの目的ではない。

 これまでのNHKラジオ出演後にも、お手紙を何回か頂くことがあった。住所をお書きになっている方々には必ず返事をさしあげた。しかし今回のような匿名のご意見は対応に困るし、不愉快な気持ちだけが当方に残る。以上のように普通に書かれた批判ならば、冷静に対処できるのだが、その原文の文体は、あたかも嫌がらせのためのゴロツキの文章であった。

 おそらく当方を不愉快にさせるのが目的だから、その目的は達したことになる。他方、なかなかの書き慣れた文字であるから、書き手は年配の方だと想像される。そう考えると、その非礼は何なのかと怒りも感じる。当方は、所属と氏名を明らかにしているのに、先方は匿名である。そのことだけでも不公平さらに卑怯ではないか。

 私は、このブログでは個人情報をかなり開示している。プロフィールには詳細な経歴まで書かれている。自分の責任を明らかにして、情報開示したかったからである。しかし当然、それにはリスクが伴う。そういった情報を利用した悪事が懸念される。また、私が出張中にブログを書くと、その期間は自宅不在ということだから、これも怖いことである。

 日本の社会状況を考えれば、何が起こっても不思議ではない。十分な警戒が必要であろう。自己責任である。それにしても、早朝のラジオ番組に噛みつく人がいるのだから、TV出演している評論家・コメンテーターは、どれだけ大変かと想像される。

 自由で民主的な国家である現代日本が、必ずしもそうではないように思えてくる。

 「反国家的な自由は脅かされて当然だ。無制限な自由なんて、どこの国にもない」。これは、昭和初期の伍代英介(高橋悦史)のセリフである(五味川純平原作・山本薩夫監督『戦争と人間』第1部「運命の序曲」)。

 その後に日本が侵略戦争の道を進んだことは歴史的な事実である。現代の日本が、そういう時代の入口に立っているような気もしないではない。

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