« K&K国分株式会社:食品卸売業のリーディングカンパニー | トップページ | 企業の採用担当者は大学生の何を見ているか?:国分株式会社の場合 »

2006年6月 1日 (木)

ベトナム情報(12):株式売買の現状

 先日に続いてThe Saigon Times,Weekly,May 20, 2006, p.27(「成長する株式市場:必要とされる経験」)の記事を抜粋・要約して、ベトナムの株式売買の特徴を指摘してみよう。

 (株価下落という:引用者注)混乱した欲求不満の個人投資家の中で、経験豊富な投資家や外国人投資家は、株式を購入するために冷静に最低価格で買い注文した。VNインデックスが最大下落した水曜日に、外国人投資家については、売りが17,510株しかなく、買いが374,600株であった。その買いは市場の売買成立総数の34%に達した。さらに同日に証券会社については、売りが26,880株であり、買いが70,500株であった。

 しかし市場の弱気モードは先週木曜日には消滅した。株式価格とVNインデックスは、再び上昇した。先週の市場乱高下について『トイチェ』新聞によれば、ホーチミン市証券取引センターのチャン・ダク・シン理事が、このような株価の上昇と下落は株式市場では普通のことであると述べている。「ベトナムの株式市場は発展の多くの余地がある」。

 シン氏によれば、間もなく市場は多数の新規証券を受け入れる。当局は、ベトナム最大の民間銀行サコムバンクの上場を認可する寸前である。サコムバンクの上場によって、額面価格約1兆9千億ドン(約1億1,875万ドル)の株式が追加されることになる。国家証券委員会は、市場で売買される額面株式の価値は本年末までに2倍になって7兆ドン(約4億3,750万ドル)を超えると推定している。

 市場が強気であっても弱気であっても、ベトナム人の新しい投資家は、先週の熱狂から1つか2つの教訓を学ぶべきである。経験をもったベトナム人個人投資家のみならず機関投資家と外国人投資家も、平穏のままに暴風雨から生き延びた。被害が最大の投資家は、無知で保守的な売買注文をする初心者の投資家であった。

 新しいベトナム人投資家の多数は、上場会社がどのようなものであり、どのように株式市場が機能しているかといった最も基礎的な知識さえ欠落していた。会社の財務諸表や報告書を読むことさえできない投資家もいた。上場会社の指標の慎重な検討ではなく、新人投資家・友人・家族といった非専門家の助言に基づいて多数の売買が注文された

 金融当局は、株式市場の基本情報をもった新進の株式投資家やそれに関心のある人々を育成するための活動を促進しなければならない。この状況に適応する新しい投資家を支援するために、いくつかの当局はゆっくりではあるが確実な試みに取り組んでいる。シン氏は次のように述べる。当局によって毎週セミナーが開催されるであろう。そこでは経験豊富な投資家が、株式取引の新人出席者に対して株式市場における自らの経験を話すようにする。

|

« K&K国分株式会社:食品卸売業のリーディングカンパニー | トップページ | 企業の採用担当者は大学生の何を見ているか?:国分株式会社の場合 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/7888/2032961

この記事へのトラックバック一覧です: ベトナム情報(12):株式売買の現状:

« K&K国分株式会社:食品卸売業のリーディングカンパニー | トップページ | 企業の採用担当者は大学生の何を見ているか?:国分株式会社の場合 »