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2006年5月 2日 (火)

上田ゼミ版『面接の達人』レポート(続)

 信用金庫に就職内定した4回生がゼミに顔を出してくれた。その学生は部活で硬式テニスをしていて、体育会の役員も経験していた。今後の卒業論文の執筆について相談もしたのだが、就職活動の体験談が主要な話であった。それを要約すれば、次のようになる。

1.自分の話題を少なくとも3つもつこと。自分だけの経験や活動について話題は3つ必要である。集団面接の時に最少3つはもっていないと、ほかの学生と話題が重なることがある。ほかの学生の話に引き込まれないで、自分のネタで勝負する。

2.ただ単に体育会系の部活だけでは採用してくれない。持続力があること。元気があること。プラス志向であること。このような部活プラス何かが必要。こういったことを伝えるコミュニケーション能力が大切である。

3.留学・ゼミ・部活・アルバイトなど普通の話では、面接担当者は「食いついてこない」(=興味をもってくれない)。話には多少の誇張は必要。その表現をうまくやる。本当はレギュラー選手ではないけども、レギュラー選手になったと言ったりする。当然、それについて質問されることを想定して、その答えも用意しておく。

4.自分の話題を中心に話せるようになれば、落ち着いて話せる。自分の用意した話題の舞台に面接担当者を引きづり込む。

5.面接担当者の「圧迫面接」は、すべて疑問文である。次から次に質問が続いて追究される。テニスをしていました。なぜテニスか? なぜ軟式から硬式に変わったか? テニスのきっかけは何か? 先輩に誘われなかったらテニスしないの? こういいた質問攻めに落ち着いて対応する。

6.ネタにできることが多いゼミは得する。上田ゼミでは何をしたか? どんなゼミですか? 韓国・ベトナム・ラオスなど海外活動に積極的です。今年から情報学部と商学部の両方からゼミ生を募集します。いろいろな可能性に挑戦するゼミです。「上田ゼミ」と言うだけでも、いろいろな話題=ネタが作れる。

7.薄っぺらな情報に基づいた発言はしない方が良い。最近の新聞やニュースで関心のあることを教えてください? この質問で頭が真っ白になった。しかし他の質問では答えたので、それで問題なく面接は通過した。当時、ホリエモン逮捕の事件があったので、それについて答えた学生がいた。そうすると、さらに突っ込まれて質問されていた。この場合に自分の意見ならよいが、新聞やテレビの意見を繰り返してもアピールしない。

8.書類審査や筆記試験は別として、面接では関関同立と十分に対抗できる。「そういった大学の人たちと対等以上にやっていけますか?」と質問されたことがあった。コミュニケーション能力や部活の役員をしたこと。そのことを通して自信がもてるようになった持続力や忍耐力。これらは負けないと思います。

9.集団討論で司会を担当するのはリスクが大きい。ハイリスク=ハイリターンである。うまくいけば必ず合格、しかし失敗すると決定的にダメ評価となる。一番美味しい役割はタイムキーパーや書記・記録係。話の途中で介入する権利をもっていて、さらに客観的に議論を整理してみせることができる。場合によっては、司会者より以上に議論を引っ張っていける美味しい役割である。

10.履歴書やエントリーシートは複数の人に読んでもらって再検討・修正する。読む人の主観によって履歴書の評価は影響を受ける。したがって多数の人からの助言をもらいながら、次第に改善・修正していく。

 以上、就職活動における面接での注意事項を4回生のナマの声に基づいて列挙した。話題を豊富にして、それを伝えるためのコミュニケーション能力を養成する。これが面接のポイントのようである。なお「圧迫面接」に対して上田ゼミ生は、日常のゼミ活動において鍛えられているはずである。もっと学生に質問して、もっと学生に話させるようにしたいと思う。また、グループ討論もやってみよう。真面目にゼミ活動に参加していれば、それが自然に就職活動の準備にもなっている。特別な就活の準備は不要である。

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