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2006年4月15日 (土)

ベトナムと「餃子の王将」の深い関係!!

 「餃子の王将」(箕面半町店)の餃子と生ビールが今日の昼食であった。同店は、(株)王将フードサービスが食材と経営ノウハウを提供するフランチャイズ=チェーン加盟店の1店である。同社は、1人前180円という圧倒的なコスト=リーダーシップをもっている。つまり「王将」と同様の味とボリュームの餃子を他店で食べるとすれば、少なくとも250円~300円が必要だ。これほどの低価格は、他店に対する強力な競争優位性を「王将」が確保していることを意味する。

 実は、この「餃子の王将」とベトナムには少なからず深い関係がある。なお、フランチャイズ=チェーン(FC)については、たとえば、http://jfa.jfa-fc.or.jp/を参照。また、コスト=リーダーシップについては、たとえば以下を参照。www.nri.co.jp/opinion/r_report/m_word/cost_leader.html

 「東アジア経営学会」が1998年9月にハノイ国家大学で開催された。この当時の同学会・会長は野口祐教授(当時、慶應義塾大学商学部)であり、そこで望月邦彦氏(当時、(株)王将フードサービス会長)が、「王将」の経営戦略について講演された。せっかくの講演だからということで、そのベトナム語の講演録の作成を筆者がお手伝いした。翻訳者は、貿易大学のビン講師であり、現在は一橋大学大学院に留学中である。

 この当時、私は国民経済大学・経済発展研究所の客員研究員であり、ハノイに在住していた。そこで、この学会開催をハノイ国家大学のガー先生と一緒に準備した。ガー先生は国際関係部長であり、専門は自然科学分野。具体的な私の仕事は、ベトナム側が資金不足というのでトヨタベトナム(当時、長谷川社長)に後援をお願いしたり、日本側からビザが未だ入手できないというので、ベトナム側に催促したりすることであった。

 ここでベトナム学会開催における独自の慣行を体験した。驚くべきことに、ベトナム人参加者のための「お車代」が必要であった。歓迎パーティとなれば、その食事代も主催者負担である。まさに「アゴ足つき」でなければ、学会に人が集まらない。ただし最近のJICA主催のセミナーなどは、必ずしもそうではなくなっている。ベトナム人の生活に余裕が出てきた証拠である。

 さて上記の望月氏の講演録によれば、「王将」には社員が独立するための融資制度がある。将来は独立して一国一城の主になれる。だから社員の労働意欲は高い。同じフランチャイズ=チェーン形態のコンビニなどでは、加盟料が高額のために不満が多い。しかし、(株)王将フードサービスの場合、加盟店の売り上げ増加が、同社が提供する食材の販売増加に連動しているので、多額の加盟料を必要としない。同社が加盟店に対して販売促進のための多様な材料やノウハウを提供している。

 「王将」で餃子を食べると、ふと望月さんのことを思い出したり、ベトナム滞在当時のことを思い出す。以上、私にとって、「王将」とベトナムには少なからず深い関係がある。

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