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2006年4月 1日 (土)

入学式:「知行合一」の勧め

 今日は入学式である。われわれ教員は参列するだけであるが、何回やっても新鮮な印象を受ける。勤務先の流通科学大学は「就職に強い」大学が「ウリ」であるが、最近の景気回復基調の経済情勢では、逆にその特徴が出しにくくなるという懸念がある。そこで「実学」の徹底という新しい対応を私は考えている。

 大学諮問委員会メンバーのお一人である加藤義和氏(株式会社「加ト吉」社長)の新入生に対するメッセージは、次のようなものである。「加ト吉には「知行合一」という言葉があります。良いことを知れば実行しよう。何もしなければ知らないのと同じという意味ですが、常に学ぶ心で行動するということの戒めにしています。」

 これは私の考える「実学」に合致している。知識を習得するために学習は重要である。しかし何のための学習か?行動を伴う学習。その学習が行動を促す。その行動を通じて学習する。これら相互のやり取りが「知行合一」ということであろう。こういったことを新入生に体験的に理解してもらいたいと思う。

 これらの学習の場として、基礎演習(通称、基礎ゼミ)が、昨年度までの半年間から今年度は1年間に延長された。1年間を通して、こういった学習と行動の一体化を私は訴えたいと思う。また同時に自らも実行したい。

 しかし新入学生は任意に各教員に配置される。何人かの相性の良い学生、何人かの普通の学生、何人かの相性の悪い学生が例年集まる。相性の悪い学生というのは、本来は教員側の教育的な力量で対応できるのであろうが、どうも私は苦手である。こういった苦手意識を捨てて、少し口うるさい父親という立場で学生に気楽に接してみようと考えている。

 年配の私が変わるよりも、若い学生が変わる方が簡単であるから、どうか相性の悪い学生の方から、私に合わせてほしい。その方がお互いに幸せである。どうぞ新入生の皆さん、よろしくお願いいたします。

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