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2006年4月23日 (日)

ミズノ創業100年:日本と世界でスポーツの歴史を拓く

 4月22日(土)午後、流通科学大学実学講義21世紀の業界展望」において、ミズノ株式会社・常務取締役・北野周三氏のご講義を賜った。北野さんは、順調に成長続ける中国ビジネスのご担当であると同時に、人事担当も兼務されており、現在は新卒採用のためにご多忙である。この土曜日は出勤日ということであったが、お仕事の合間を縫って来学していただいた。参考:http://www.mizuno.co.jp/

 私は、この実学講義を担当して4年目になるが、今年度は初めての試みとして、講義終了後に記念写真を撮ることにした。Dsc07445 講師の方々には、お疲れのところ申しわけないが、少しお時間を取っていただくことをご容赦いただきたい。こういった写真は、学生にとって一生の記念になる。学生であるからこそ、多様な企業の経営幹部の方々と一緒に並ぶことができる。また、この講義での北野さんとの出会いが、学生のミズノ製品に対する新しいイメージを確実に作ったと思う。そういった知的な発見や感動を社会人になっても持ち続けてほしい。この写真を通して「一期一会」の意味を学生に考えてもらいたい。このような願いを込めての写真である。

 さて北野さんは、ミズノ株式会社の歴史・概要・マーケティング戦略・中国ビジネス・新卒採用方針までを幅広く説明された。それらを通してミズノの特徴は次の4点であることが理解できた。①1906年創業以来、創造的な新商品開発を継続し、オリンピックを始め日本そして世界のスポーツ界を先導してきた。②企業倫理・経営理念・CSR(企業の社会的責任)を企業経営の中心に据えてきた。③地球環境保全スポーツ振興・健康増進のための商品開発や企画を積極的に推進している。④世界市場に対応した経営グローバル化を実践している。

 これら4点はいずれも、21世紀を迎えた日本企業が対処しなければならない重要な課題である。多くの企業は、企業競争に直接関係する①に傾注しがちであるが、ミズノはそれ以外の課題にも的確に具体的に取り組んでいるように思われた。これは、スポーツ業界のリーディングカンパニーであるからこそ可能であるのかもしれない。

 「カッターシャツ」と命名したのはミズノであり、その語源は「勝った~シャツ」。これを聞いただけで、ミズノ創業者・水野利八氏が、才気溢れる起業家であったことがわかる。現在の高校野球を初めて主催したのも同氏である。今日のリーディングカンパニーであっても、当初はベンチャー企業であった。このような歴史を詳細に見れば、今日のベンチャー企業が存続するための共通した必要条件が発見できるに違いない。

 2006年4月にミズノは創業100周年を迎える。スポーツ業界の老舗と言えるのであるが、北野さんの講義を聞いて、それらしさを感じさせない。若々しい先進的な企業イメージである。これは、スポーツに関係する青少年を中心にしたマーケティング戦略を採用しているからである。しかし日本の少子高齢化に対して、どのように対処するか? 長寿の高齢者層に対して、どのようにマーケティングするか? これが今後のミズノの課題であるように思われた。 

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コメント

That is known that cash can make us free. But what to do when someone has no cash? The one way is to try to get the loan or just auto loan.

投稿: FredaSHANNON23 | 2011年12月25日 (日) 09時58分

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