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2006年4月 2日 (日)

ベトナム株式投資のリスク(2)

 日越経済交流センターの月刊情報誌『日越経済交流ニュース』最新号(2006年4月号)に掲載予定の拙稿を以下の添付ファイルで紹介する。このニュース全部をお読みになりたい方は、上記センターまで電話(050-5517-5386)でお問い合わせください。

 「04-2006.rtf」をダウンロード

 上記の拙稿は、べトナム株式投資に伴うリスクとその対応策について議論している。その最初は3月5日の当ブログで紹介している。

 ベトナム株式投資のリスクは次のように考えられる。①限られた流動性、②上場会社・上場予定会社への投資、③投資先企業の競争、④限られた投資機会、⑤法制度、⑥政治および経済リスク、⑦会計・監査および財務報告基準、⑧為替リスク、⑨通貨の交換および資本管理、⑩活発な流動市場の欠如、⑪社内での利益相反、⑫その他:投資機会の配分。

 ここで上記の添付ファイルに付記したいことは為替リスクである。現在ベトナム通貨ドンは、傾向的に対ドルについて下落している。したがって株価が2倍上昇しても、為替レートが2倍下落すれば、ドル建てのキャピタルゲイン(株価上昇による売却利益)が消滅する。このような為替リスクを回避する最適な方法は、ドン建てのままにキャピタルゲインを保有することである。

 この利益をベトナムで消費すれば、ベトナム政府は大歓迎である。外貨流出が伴わないからである。さらにベトナム経済の成長を考えれば、ドンの下落が上昇に転ずることが近い将来に実現する可能性は大きい。そうなれば、為替差益を獲得できる。したがって早急にドンをドルに転換して外国送金することは、必ずしも得策ではない。 

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