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2006年4月 4日 (火)

ベトナム株式投資の教訓(2)

 ベトナム株式投資の教訓2点は、すでに2月2日の本ブログで紹介された。すなわち(1)外国人が「良い会社」と思っても、ベトナム人が「良い会社」と思わない株式購入は慎重にする。ベトナムのことはベトナム人に聞く。(2)あまり外国人が知らない「マニアック」なベトナム株式には手を出さない。今日は、これらに続いて次の3点を指摘する。、

 現在、本年1月のハノイミルク社の未公開株は1株32万ドンであった。額面10万ドンの株式である。ハノイミルクは、業界最大手のビナミルク社に比べて知名度は低いが、独自商品として乳幼児向けのミルクがあり、それが強みである。ビナミルクの株価上昇に連動してハノイミルクの株価も上がると予想されている。ベトナムの人口構成はピラミッド型。近い将来、人口8,200万人が1億人になるだろう。食生活の西洋化はますます進む。牛乳関連業界の発展は間違いないと考えられる。

 このハノイミルクの株式配当が今年7月に予定されている。配当性向は30%であり、これを受け取れば、購入価格は1株29万ドルに下がる。このために現在のハノイミルク株式の売却希望はまったくない。配当金を受け取るまで持続保有することは、日本でも普通の事例である。そこで教訓である。

 3.未公開株式の購入では配当予定にも十分に配慮する。配当後の値下がりが予想されるが、ベトナム株式市場の全体的な右肩上がりの動向を考えれば、この値下がり時は「買い」である。

 このような未公開株式の売買情報は、現在は証券会社によって行われている。ただし証券会社の中には、こういった情報提供のコスト=パーフォーマンスが悪いために未公開株の取り扱いを中止する会社もある。未公開株式を集中して売買する公式市場がハノイで設立される予定であるが、それは今年の国会で成立予定の証券取引所法などの施行を待たなければならない。

 このハノイミルクの株式公開の「幹事証券会社」はベトコンバンク証券である。そこで当面、多様な未公開株を購入するためには、それに対応した複数の幹事証券会社との取引と友好関係をもたなければならない。 

 4.複数の証券会社との取引実績をもって、多様な情報収集のルートをもつ。その延長上で未公開株式の売買の情報を提供してもらう。

 もっとも個人投資家の場合、複数の証券会社との取引は、口座維持料の負担が大きくなる。証券会社の系列でない独立系投資ファンドの場合なら、以上の教訓4は効果的である。

 ハノイミルク上場時には株式10分割が予定されている。つまり1株=10万ドンの株式が1株=1万ドン・10株に転換される。このことで1株の株価が下がり、より多数の買い注文が期待される。その結果、株価は上昇する。ライブドア事件の株価つり上げの手法と同じ趣旨である。しかしそれ自体は日本でもベトナムでも合法であり、まったく問題ない。ベトナム株式の額面は1万ドンと10万ドンの2種類である。そこからの教訓は、

 5.ベトナムでも株式分割が可能であることを考慮すれば、額面10万ドンの株式購入が望ましい。将来の株式分割に伴う値上がりが期待できるからである。

 以上、合計5点の教訓となった。さらに新しい教訓があれば、適時追加したいと思う。

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