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2006年3月12日 (日)

日本ベトナム友好協会・講演会開催

 本日、午後1時から4時まで、兵庫勤労市民センターで「昼下がりの講演とフリートーキング」という講演会が開催された。日本ベトナム友好協会・京都府連合会・大阪府連合会・兵庫県連合会の共催である。私は、前半の講演で「最近のベトナム経済事情」というテーマで話をした。

 日本ベトナム友好協会は、1955年に結成されたというから今年で51年目になる。その間、ベトナム戦争(=ベトナム人は「アメリカ戦争」と呼ぶ)ではベトナム人民の支援活動を行った。ベトナム側にもベトナム日本友好協会があり、日本とベトナムの友好関係を促進するために毎年、さまざまなイベントを開催したり、ベトナム語講座を開講したりしている。http://www2.odn.ne.jp/vnpage/index.htm

出席者は30名であったが、ベトナムに関心のある方々ばかりで、思い切り遠慮なくベトナムの話ができるという楽しみを味わった。大阪府連からは理事長の桃木先生(大阪大学教授)、兵庫府連からは理事長の藤田先生(神戸大学教授)も出席され、さらに名古屋からの参加者も数名あるなど、人数は多くなかったが、内容の濃い時間を過ごすことができた。

 私は、これまでの外資導入の経路(貿易・直接投資・外国送金・観光)に加えて、間接投資(=株式投資)の時代が到来したことを強調した。この直接金融(=新株発行に伴う資金調達)によって、ベトナム企業は多様な資金調達が可能となる。特に株式公開によって、国営企業の経営効率化と経営の透明性や説明責任について、経営者の意識が高まることが意図されている。

 後半は「今、なぜ友好か 友好運動への期待」というフリートーキングであった。特に大阪府連では、昨年の「ピースアート展」の試みが紹介され、今年も第2回目の開催が予定されていると桃木先生が報告された。ホーチミン市の戦争証跡博物館には、ベトナム人小学生の描いた「平和をテーマにした絵画」が展示されている。この150点を日本に運び、日本の小学生の描いた同じテーマの絵画と一緒に展示するという試みである。日本の小学生の「平和」の絵画は、友達とか友情などを表現しているが、ベトナムの小学生の「平和」の絵画は、両親が戦争体験をもっていたり、自国の誇り高い歴史に関する熱心な学校教育を反映し、より具体的で深みのある表現がなされていると言う。

 日本ベトナム友好協会に加入すれば、次のようなメリットがある。①毎月1回のベトナム情報を掲載した新聞を読める。②友好協会が企画するユニークなベトナム旅行に参加できる。③ベトナムから来日するベトナム代表団と交流できる。④在日ベトナム人・留学生と交流できる。⑤ベトナム語を学ぶことができる。⑥より深くベトナムを理解することができる。現在の会員数は千人弱だそうである。友好協会はベトナムとの関係を維持している最も長い歴史をもった団体である。ベトナムとの関係を幅広く深めるために多数の人々の入会が期待される。

 なお今年は「ドイモイ開始20周年」である。ドイモイ(刷新)とは、1986年12月に第6回ベトナム共産党大会で採択された「市場経済化、経済開放」を趣旨とした改革政策の総称である。ドイモイが始まって20年、ようやく前述の「株式投資」の段階にまで到達したのである。ちょうどこの時期に桃木先生は留学されていたそうである。昨年の日本人ベトナム訪問者数は30万人だそうであるが、20年前は700人。ハノイ在住の日本人は現在1800人であるが、 当時は大使館員を含めて30名だったそうである。国際電話はモスクワ経由、実勢の為替レートは1ドル=500ドンだったそうである。

 友好協会の人材とノウハウを結集すれば、さらに様々な活動が可能であると思われる。ますますの発展を期待したい。会員のひとりとして尽力したいと思う。

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