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2006年3月 7日 (火)

営業はスポーツ感覚

 一般に、大学時代に運動部に所属する学生は就職に有利と言われてきた。しかしバブル崩壊後の景気低迷期には、運動部員にも一定水準以上の学力が要求された。しかし最近、再び運動部出身者が採用で優位性を発揮しているように思う。

 その理由は、運動部員は精神的にタフだからである。最近の企業は、最小人員で最大成果を追究している。これは当然、同時多重の職務を課せられることを意味する。これに対して勉強を一生懸命にしてきた優等生は、勉強に集中してきたからこそ成績が優秀なのである。他方、これからの企業は、この優等生を比喩として用いれば、彼または彼女に対して勉強だけでなく、クラブ活動もボランティア活動もアルバイトも同時に強制する。ひとつの仕事に専念・集中する優等生タイプの人間は、おそらくストレス過剰となり、精神的に耐えられないであろう。

 大学の運動部員に期待されるのは、スポーツを通して習得した協調性・指導力・礼儀・献身性などに加えて、体力・精神力・忍耐力と考えられる。さらに以上の「精神的にタフ」ということは、言い換えれば、「気分転換力」である。運動に勝負はつきものである。勝った負けたは当然である。勝ったからと言って安心もできないし、負けたからと言ってショックでもない。常に平常心を失わず、自己の能力や技量の向上を目指して自己鍛錬する。

 これは、企業の営業活動と同じである。営業は、人事や経理に比較して、自らの仕事の結果が売上高や契約件数などのように明確に数値化される。勝負の結果が明確である。この意味で、営業はスポーツ感覚で推進すればよい。勝負は時の運である。勝っても負けても自己反省に基づいて前進あるのみ。中途半端で不明瞭な勝負を強いられる経理や人事の職務よりも、明確に勝負の結果が数値化される営業職が、スポーツをしてきた学生にはより適応している。こういうことを採用面接で自己アピールをすれば、運動部員の就職率はさらに上昇するのではないか。 

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