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2006年2月19日 (日)

曇り空のホーチミン市:盲人サッカー

 昨日の台北は雨だったが、今日のホーチミン市はどんよりとした曇り空である。あまり気分がよくない。昨日のベトナム航空延着の後遺症である。午後3時にホテルチェックイン後、午後6時の夕食までの3時間の予定がすべてキャンセルとなったのだから、今日と明日の予定が未確定のままである。

 そうはいうものの、航空機の中で新しい知人ができた。神戸の六甲アイランドでベトナム料理店を経営されているトンさんである。トンさんは、南北統一前に日本留学しており、その留学中に南北統一。南ベトナム政府がなくなったのだから、帰る国もなくなったという事情がある。そこで現在は日本国籍を取得されている。

 トンさんは、レストラン以外にも積極的に事業展開されているが、さらにボランティアでベトナムの「盲人サッカー」の支援をされている。先日も、日本とベトナムの対抗試合がホーチミンで開催されたそうである。盲人サッカーでは、ボールに鈴を付けて、ゴールの方向をコーチが指示するというような試合形式なので、通常のサッカーと違って観客は静粛にしなければならないそうである。現在、アジアでは日本とベトナムと韓国に盲人サッカーチームがあり、2008年の北京オリンピックに伴って開催される「パラリンピック」には、中国チームも参加する予定とのことである。

 ベトナムも上位入賞が狙えるのでは?と質問したら、やはり練習不足なので難しいという返答である。練習場の確保や、そこへの送迎自動車など、いろいろ手間と資金が必要になるが、ベトナムに十分な余裕はないとのことであった。

 ベトナム国籍を離れたベトナム人が、ベトナムのために社会貢献する。自分の利益しか考えない人々が日本人にも多いが、トンさんのお話を聞いて、先進国日本の反省すべき点が多々あることを痛感させられた。

 思わぬ台湾旅行をして3時間の時間ロスが痛かったが、思わぬ人にお目にかかれて幸せな気分になれた。トンさんには、今後とも日本でもお目にかかりたいと思う。

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