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2006年2月 9日 (木)

1千万円の運用方法

 某会社における就職希望者の「エントリーシート」記入欄に、次のような問題があった。筆者のブログの中で「お金の使い方」で人間性が理解できると書いたが、それに関連する問題である。

 「1000万円を手に入れたらどのように運用しますか?具体的な金額の割り振りとその運用方法、それぞれの目的を自由に表現して下さい。(34行程度)」。

 預金・不動産・株式という3分法が伝統的な資産分散・運用方法であるが、地価は必ず上昇するという「土地神話」が崩壊した今、不動産投資が適当かどうか。また1千万円というとそれほど大きな金額でもない。「運用」ということだから、資金を増やすことを考えなければならない。では、どのように解答すればよいか。

 運用方針は「安全性重視」と「ハイリスク=ハイリターン重視」に大別できる。それぞれについて自由に書けば、大きな間違いはない。しかしエントリーシートの目的が学生の個性を見ることであるとすれば、ありきたりの解答では印象が薄い。人気企業ともなれば、1万人以上の応募の中から採用は50名程度という状況である。

 そこで「自分自身に対して投資して自己の価値を高める」というような答えを書いてみる。これは就職のための解答ではなく、本来は大学生や社会人すべてに当てはまる資金運用方法の一つである。

 英会話の個人レッスンを受ける。経営大学院や法科大学院に入学する。世界一周旅行をする。世界一周でなくても日本一周でもよい。新しい体験や知識のためにお金を使い、そのことで新しいアイデアや知人ができる。それによって自分の価値が高まり、それが投資資金を上回れば、資金運用として成功である。

 ホリエモン事件などお金に関係する犯罪が連日のように報道されている。お金について自分の考えを整理しておくとよい。さらに、そのために友人と議論すればよい。今年の就職面接問題の傾向となるかもしれない。

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