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2006年1月24日 (火)

ハノイのおせち料理

 1998年、ハノイに日本料理店「紀伊」が開業した。ハノイの日本料理店は当時は10店もなく、その新鮮な食材は即座に在留日本人の話題となった。通常は日本やバンコクから輸入した日本食材を使用するのだが、「紀伊」は、その日の朝にハイフォンで捕れた魚が料理された。この姿勢は現在も変わらず、多数の日本料理店が乱立しているハノイの中でも、日本料理店の筆頭としての地位を「紀伊」は維持している。

Dsc06438  写真は、今年の正月の「おせち料理」である。これに「お雑煮」が付いて10ドルである。この「紀伊」には、お正月に2回訪れた。最初は、日本語をベトナム人に無償で教えておられるハノイ在住の和津田撃夫さんと、その家主さん。その翌日は、写真下のようにベトナム人ご家族を招待した。

 Dsc06435 ご主人は写真右手真ん中のハウさん。彼は来日経験があり、拙宅にも泊まっていただいた。ハノイ工科大学を卒業後、国民経済大学でベトナムIT産業の研究で博士号の取得を目標とされている。1994年に初めてベトナムを訪問したとき、彼が訪問先を調整してくれた。それ以来10年以上の交際である。この初訪問は、流通科学大学主催「流通調査隊」の実行委員長としてであり、その総隊長は故・中内功氏であった。

 右手奥の息子さんはインド・バンガロールの大学に留学し、ITと英語を勉強し、昨年からハノイの台湾系IT会社に勤務されている。右手前はハウさんの奥様。アメリカ戦争時に知り合われた。この奥様の手料理は、ご自宅で何度も賞味させていただいた。そのこともあり、今度は私から食事をお誘いした。ハウさんを除いて、ご家族にとって日本料理は初体験である。

 お刺身の中に「ウニ」があった。ベトナムに「ウニ」は生息していないので、この説明が難しい。「日本では値段が高い」としか言いようがなかったが、まあまあの味という奥様の表情であった。日本料理の種類と味は多様であるから、今度は手料理をご馳走できればと思っている。

 お正月を日本の家族と過ごせなかったのは残念であったが、ベトナムの人々と一緒のおせち料理は心を和ませてくれた。

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