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2006年1月31日 (火)

『ナニワ金融道』の先駆性

 フジテレビ『ナニワ金融道』のDVD全集6巻が、この1月末に発売された。中居正広・小林薫・緒方拳の主演で、毎年お正月にTV放映されていたが、今年は放送されなかったので、TVシリーズは終了ということであろう。私は、このDVD全集を楽天市場で初回限定盤を予約していたので、(株)帝國金融のティッシュなどの付録がついて宅配便で送られてきた。

 なぜ『ナニワ金融道』かと言えば、原作者の故・青木雄二氏を流通科学大学に筆者が招聘したのである。担当科目「企業論」の特別ゲスト講師としてである。その時の青木氏と筆者とのツーショットの写真も額縁に入れて書斎に飾ってある。もちろん、その前に漫画本全巻を読破した。

 このDVDの第1巻がすごい。シリーズ映画(TV番組)には、筆者の見た限りで言えば、『スターウォーズ』・『バッドマン』・『ロードオブザリング』・『ハリーポッター』、少し古くなると『インディージョーンズ』・『ロッキー』・『OO7』・『猿の惑星』、日本映画では『陸軍中野学校』・『座頭市』・『戦争と人間』・『人間の条件』・『必殺仕置人』・『古畑任三郎』・『踊る大捜査線』などがある。これらのシリーズに共通して、やはり第1作が最高ではないか。そうでなければ、第2作以降の制作が困難になっていたはずである。

 さて『ナニワ金融道』第1巻の何がすごいかと言えば、この作品が、大阪市をモデルにしていると推測される「官官接待」などの不正支出を暴露していることである。現在、大阪市の改革が進行中であるが、そういった公務員の無駄遣いの問題点を一般人にわかりやすく先駆的に告発している。バブル経済時代とその崩壊以降の金銭感覚の麻痺状態の中で、『ナニワ金融道』は「カネ」の本質を的確に描写した。また「カネ」に絡む人間の悲喜劇が詳細にリアルに表現されている。

 ホリエモン事件は、まさに「カネ」の悲喜劇である。青木雄二氏が存命なら、どのようなコメントを述べたであろうか。資本主義である限り、ホリエモン事件の再来は不可避と言えるのかもしれない。

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